エヌ・ティ・ティ・レゾナント(株)は28日、ポータルサイト“goo”のニュースコーナー“gooニュース”において、ユーザーが過去に閲覧したニュースの内容に応じて、関心があると思われるニュースを自動で選択し、見出し表示を行なうパーソナライズドサービスの提供を同日付けで開始すると発表した。会員登録や利用料金は不要。
パーソナライズドサービスは、2004年7月1日から11月1日まで実施した“ニュース記事表示高度化実験”の結果を基にしたもので、NTTサイバーソリューション研究所が開発した“高効率類似文書検索エンジン”を利用し、キーワードや見出しだけでなく、記事全文を分析して検索を行なうため、見出しだけでは類似性を推測できないような類似記事も表示できるのが特徴。同社では、実験において、パーソナライズされた記事見出しのクリック率が通常の8~10倍に達することや、ニュースコーナーに求められるニーズが多様化していることなどから、サービスの提供を開始することにしたという。
具体的には、“gooニュース”のトップページの一部に“パーソナライズドニュース”のコーナーが新設され、ニュース記事(18社から配信される月間1万5000件)の中から、ユーザーが過去に閲覧した過去記事(最大20件)の傾向を基に、関心があると思われる同じジャンルの見出しを最新のものから一覧表示する。表示される見出しは、記事を閲覧するたびにその情報が反映されるため、すでに閲覧した記事は表示されないようになっているという。
同社では今後、“goo”上の実験サイト“gooラボ”で行なっている各種の取り組みや、“goo”のさまざまなサービスを連携させ、より満足度の高いニュースの提供を図るとしている。