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ネットアドバンス、漢字辞典“字通”の提供を開始

2005年03月28日 17時39分更新

文● 編集部

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(株)ネットアドバンスは28日、漢字辞典“字通”のオンラインサービスを26日に開始したと発表した。知識活用支援サイト“ジャパンナレッジ(JK:JapanKnowledge)”において提供し、料金は、個人契約の場合が月額840円(クレジットカード決済)、団体契約の場合は最大同時アクセス数によるライセンス価格となる。

『字通』(じつう)は、漢字研究の第一人者である白川静(しらかわ しずか)氏が13年半をかけて作成した漢字辞典。氏の漢字文化研究の集大成“字書三部作”の第3作で、金文/甲骨文の解読結果から漢字の成り立ち、意味、造語力を体系的に知ることができるのが特徴。今回提供を開始する“字通”は、書籍版/CD-ROM版((株)平凡社)のコンテンツをウェブベースで検索/閲覧できるようにしたもので、パソコンにフォントを追加しなくてもすべての字形(親字9500字)を表示でき、拡大も行なえるようになっている。

親字の検索は、よみ・漢字、部首名、総画数、四角号碼、古訓に対応し、複数指定も可能。漢字を構成する“部品”を画面から選択して検索する“部品検索”も行なえ、文字の形は分かるが、部首名が分からない場合に利用できる“部首名一覧ウインドウ”も用意されている。熟語検索は、前方一致、後方一致、指定なしを選択可能。親字/熟語の検索結果は、字音、字訓、同訓異字、古代文字資料(説文解字に収める字形、甲骨文、金文)、字形、訓義(読みと意味)、古訓、声系/語系、熟語、下接語を収録。作者解説や書名解説へのリンクも設けられている。

オンラインサービス独自の機能として、『新撰字鏡』などの古辞書に記された日本語としての漢字の読みである“古訓”や古辞書の訓義(漢字の読みと意味)による検索が行なえるほか、書籍版/CD-ROM版では付録として分離収録されている、同訓異字や書名・作者解説にも本文から直接アクセスできるようになっている。

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