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FlexScan M170

FlexScan M170

2005年03月31日 00時00分更新

文● 月刊アスキー編集部・中西

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FlexScan M170

ナナオ

オープンプライス(EIZOダイレクト価格:7万4865円)

ナナオの17型液晶モニタ「FlexScan M170」
写真1 17型液晶モニタ「FlexScan M170」。いまハヤリの薄型ベゼルではなく、ステレオスピーカを左右に内蔵した筐体だ。

 ナナオの「FlexScan M170」は、応答速度が16ミリ秒、輝度は250cd/m2、そして解像度は1280×1024ドットの17型液晶モニタだ。スペックだけを見ると、それなりのモニタだけれど……と思うかもしれない。

筐体両側面に出力2Wのスピーカを2基内蔵
写真2 筐体両側面にまるで耳のように、すこし盛り上がるかたちで、出力2Wのスピーカを2基内蔵する。付属するユーティリティソフト“ScreenManager Pro for LCD”は、Windows Media Playerでも採用されている音質補正技術“SRS WOW”も搭載。モニタ内蔵スピーカとしては、かなり広がりのある印象の音を聴かせてくれる。
“ScreenManager Pro for LCD” 音質補正技術“SRS WOW”
“ScreenManager Pro for LCD”音質補正技術“SRS WOW”

 だが、あなどるなかれ。ぜひ現物を見ていただきたいのだが、このM170の鮮やかさと動画のシャープさは、他製品とはちょっと違う。まず、16ミリ秒という応答速度は黒→白→黒と変化させた場合の数値だ。映像再生時に重要なのは中間階調の応答速度なのだが、液晶は一般的にこの中間階調の応答速度が、黒→白→黒の応答速度より遅くなる。だがM170では、液晶を駆動する際に一時的に電圧を高くする“オーバードライブ回路”という液晶TVに用いられる手法によって、中間階調では応答速度が12ミリ秒と、逆に高速になっている。また、画面で最もよく使われる階調の特性を最適化する“C-Booster”機能など、ナナオ独自の技術も盛り込んでおり、コントラスト比1000:1の液晶パネルと相まって、暗い部分の微妙な階調がかなり良好に視認できる。

“C-Booster”機能オフ “C-Booster”機能オン
“C-Booster”機能オフ“C-Booster”機能オン
“ファインコントラスト”の設定 “C-Booster”機能のメニュー
“ファインコントラスト”の設定“C-Booster”機能のメニュー
画面1 「C-Booster」機能をオンにすると、画像・映像で多用されている部分の階調を広げる。暗い部分の微妙な階調が強調されてはっきりするのは、PCでDVDを鑑賞するユーザーやゲーマーにはうれしい。もちろん、単に全体の明るさを上げているわけではないため、明るい部分が飛んだりはしない。アプリケーションごとに、輝度や色温度などのプロファイルを割り当てる機能もある。 (C)JAXA
“ArcSwing 2”スタンド写真3 “ArcSwing 2”スタンドによって、円を描くようにモニタの位置を動かせる。前後方向のチルトと合わせて、設置の自由度はかなり高い。左右のスイーベルも可能。

 またM170は、最近主流のいわゆる“表面ツヤツヤ液晶”ではない。鮮やかさを向上させるために、表面に光沢処理をした液晶モニタは多い。ツヤツヤ液晶でも低反射処理で映り込みをある程度防げるが、光沢処理とノングレアのような映り込み防止処理の両立は難しい。鮮やかさを多少犠牲にしても、画面への映り込みを極力排する方向を目指したM170の姿勢には、好感が持てる。

モニタの上縁中央に内蔵したセンサ 背面
写真4 モニタの上縁中央に内蔵したセンサで周囲の明るさを判別し、自動的に画面の明るさを調節する。強制的に明るくしたい場合は、ボタン1つでこの機能をOFFにできる。写真5 背面には、DVIとアナログRGB、音声入力が2系統、PC接続用のUSB(B)1ポートと、周辺機器接続用のUSB(A)2ポートが並ぶ。
FlexScan M170の主なスペック
製品名 FlexScan M170
液晶パネル 17型1280×1024ドット、1677万色
コントラスト比 1000:1
視野角 水平178度、垂直178度
応答速度 16ms(黒→白→黒)、12ms(中間階調)
インターフェイス DVI-D、アナログRGB、音声入力×2、音声出力×1、USBアップストリーム×1、USBダウンストリーム×2
サイズ(W×D×H) 441×200×423.5mm
重量 約5.6kg

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