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NEC、26インチワイド液晶パネル&Wチューナー搭載の“VALUESTAR W”など、TV視聴・録画機能を強化したVALUESTAR夏モデルを発表

2005年04月13日 10時59分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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日本電気(株)とNECパーソナルプロダクツ(株)は12日、デスクトップパソコン“VALUESTAR(バリュースター)シリーズ”の2005年夏モデルとして、26インチワイド液晶ディスプレーとWチューナーを搭載した新シリーズ“VALUESTAR W”など、4シリーズ12製品を4月下旬(一部機種は5月中旬)に出荷開始すると発表した。なお、同時に発表されたノートパソコン“LaVie(ラヴィー)シリーズ”の詳細は、こちらのニュース記事を参照いただきたい。

2005年夏モデル“VALUESTAR”の傾向

NECでは、同社が実施した2005年春モデルの購入者アンケートなどから、最近のユーザーの動向は、パソコンの基本性能以外の付加価値を重視する傾向が高まっていると判断。特に“AV機能の利用意向の高まり”“本体デザインの重視”が重要と考えている。

そこで、

  • TV画質の強化や使い勝手の向上
  • 店頭販売の主力モデルである“VALUESTAR L”に従来より明るい高輝度液晶パネル(輝度は非公開)を採用
  • 大画面一体型の新シリーズ“VALUESTAR W”の投入など、Wチューナーモデルを拡充
  • 高画質化回路“VISITAL(ビジタル)”の強化

などの施策を図った。

ソフトウェア面ではパソコン初心者や高齢者にも使いやすくするため、新たに“パソらく設定”機能を搭載した。これはデスクトップアイコンやマウスカーソルの拡大表示、ダブルクリックの間隔を長くする、といった操作性に関わる設定変更をウィザード形式のわかりやすいメニュー(説明書き)で変更できるというもの。実際に高齢者にインタビューやユーザビリティーテストを重ねて改良したという。



『VALUESTAR W VW900/CD』
新・液晶一体型『VALUESTAR W VW900/CD』

26インチもしくは20インチの大画面液晶ディスプレー一体型の新モデル
VALUESTAR W

VW900/CD
新筺体/HTテクノロジ対応Pentium 4 520J-2.80GHz/Intel 915GV/512MBメモリー&約300GB HDD&DVD+R DL対応“DVDスーパーマルチドライブ”内蔵/視聴専用VISITAL・LIVE搭載TVチューナー、VISITAL搭載TVチューナー&ハードウェアMPEG-2エンコーダー内蔵/26インチワイドXGA(1360×768ドット)液晶ディスプレー内蔵
32万円前後 今月下旬出荷予定
VW700/CD
新筺体/Celeron D 340J-2.93GHz/Intel 915GV/512MBメモリー&約250GB HDD&DVD+R DL対応“DVDスーパーマルチドライブ”内蔵/視聴専用VISITAL・LIVE搭載TVチューナー、VISITAL搭載TVチューナー&ハードウェアMPEG-2エンコーダー内蔵/20インチワイドXGA(1360×768ドット)液晶ディスプレー内蔵 24万円半ば 5月中旬出荷予定
24万円半ば 5月中旬出荷予定
太字はVALEUSTAR Wシリーズ2機種の相違点

新シリーズとなるVALUESTAR Wは、リビングルームに置かれるような“大画面液晶TV”を意識したデザインが特徴の液晶一体型デスクトップ。26インチもしくは20インチのワイド液晶ディスプレーを内蔵し、視聴のみと視聴&録画向けの用途が異なる2つのTVチューナーを搭載。いわゆる“インスタント機能”により、“TV電源ボタン”を押すとOSの起動を待たずに3秒程度でTV視聴を開始できる。さらに、この機能でTVを視聴したままパソコン側の電源を投入してWindows XPを起動させることも可能。大画面TVにパソコンを組み合わせたような使い方ができるというわけだ。

ほかのVALUESTARシリーズでは、インスタント機能を実現するためにWindows XP Embedded(Windows XPの組み込み機器向けサブセット)を利用し、一部ハードウェアをパソコン側(Windows XPの動作)と共有していたため、パソコンとして起動するにはインスタント機能を終了させる必要があった。VALUESTAR Wでは、このインスタント機能を独立した専用ハードウェアで実現したため、TVとして使いながらパソコンの起動/終了が行なえるほか、Windows XPの画面にTVの子画面を位置やサイズを変更して配置することも可能となっている。また、VALUESTAR SRのユーザーから要望が多かった、家庭用ゲーム機などの外部入力映像の表示にも対応したという。

“VISITAL・LIVE”搭載ボード
新開発の視聴専用高画質化回路“VISITAL・LIVE”搭載ボード

この視聴用TVチューナーには専用高画質化回路“SweetVision”を含む“VISITAL・LIVE(ビジタルライブ)”という新たな高画質化エンジンが搭載されている。SweetVisionは、コントラストの高い被写体の輪郭を強調して見せることで、メリハリのある映像にするもの。さらに、液晶パネルに最適化したスケーリング(拡大表示)や、4:3の映像ソースを不自然さなく16:9のワイドアスペクトに引き伸ばす“ノンリニアスケーリング”などの高画質化機能を備える。

スピーカーも、従来の液晶一体型モデルが採用する前面パネル全体を振動して発音する“SoundVu(サウンドビュー)”を進化させたという“AUTHENSOUND WIDE”スピーカーを採用する。これは、1枚のパネルで幅広い音域に対応していた従来のSoundVuシステムより高音質化を目指して、高音域と中音域で個別にエキサイター(振動回路)を搭載したもの。振動(発音)するパネルは、パネル全体ではなく液晶パネルの両サイドで、合計8Wの高出力が得られるという。さらに低音を強調するためのウーファー(8W)を本体背面に設けており、低音強調用ソフトウェア“MaxxBass”も搭載する。

使い勝手の面では、2004年9月発表で継続販売されている“VALUESTAR Sと同様に、ワイヤレスキーボードを本体底部に収納可能になった。また、ワイヤレス伝送方式を変更して、従来1m程度しか届かなかった到達距離を3mに伸ばしている。大画面液晶TVのため、従来モデルより離れた場所から視聴・操作するユーザーが増えることを想定しての改良だという。

そのほかの主なスペックは、チップセットにグラフィックスアクセラレーター機能内蔵のIntel 915GVを採用し、メインメモリーはPC3200対応DDR SDRAMを256MB×2(デュアルチャネル)で合計512MB、最大2GBまで増設可能(空きメモリースロットは0)。

HDDはシリアルATA接続の毎分7200回転タイプを採用し、光ドライブの記録速度はDVD-RAM5倍速/DVD+RW4倍速/DVD+R8倍速/DVD+R DL2.4倍速/DVD-R8倍速/DVD-RW4倍速など。通信機能は、10/100BASE-TX対応のEthernetとV.90対応56kbpsファクスモデムを搭載。

インターフェースは、USB 2.0×5/IEEE 1394(4ピン)×1/オーディオ入出力(光デジタル出力含む)/ビデオ入力(S-Video/コンポジット各2、1系統は視聴のみ)など。拡張スロットはType II×2(もしくはType III×1)のPCカードスロットを備え、SDメモリーカード/メモリースティック(PRO)/xDピクチャーカード対応のメモリーカードスロット“トリプルメモリースロット”を内蔵する。

TVチューナーは地上アナログ放送(VHF/UHF/CATV)対応で、録画時のビットレートは最高画質(720×480ドット/8Mbps CBR)から超長時間モード(352×240ドット/1.2Mbps VBR)まで4段階。内蔵HDDでの録画可能時間は高画質モードで約72時間(VW900/CD)もしくは約59時間(VW700/CD)。

消費電力はVW900/CDが標準約206W/最大約320W、VW700/CDは約154W/約266W。本体サイズと重量は、VW900/CDが幅794×奥行き289×高さ507mm/約28kg、VW700/CDは幅640×奥行き279×高さ437mm/約24kg。OSはWindows XP Home Edition SP2、オフィスアプリはMicrosoft Office Personal Edition 2003をプレインストールする。本体にはワイヤレスキーボード、ワイヤレスマウス、リモコンが付属する。



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