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三洋電機、直径6.8mmの“ピン形リチウムイオン電池”を開発――夏に量産出荷を開始

2005年03月16日 17時28分更新

文● 編集部

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三洋電機(株)は16日、新形状のリチウムイオン電池“ピン形リチウムイオン電池”を開発し、量産出荷を開始すると発表した。第1弾の製品となるのは『UR655』で、夏に市場に投入する予定。

UR655
ピン形リチウムイオン電池(UR655)

“ピン形リチウムイオン電池”は、電池を利用する電子機器の形状やデザインの自由度を高め、小型化するニーズに応えるために開発したもの。電池内部の正極/負極/セパレーターを巻き取る際の巻芯を電池端子と兼用することで、体積を従来の単4形乾電池の約1/2、単3形乾電池の約1/4に小型化。外装缶に角形リチウムイオン電池で実績のあるアルミニウム缶を採用することで軽量化と形状安定性、従来製品と同等の信頼性を確保したという。

『UR655』は、電池容量(保証値)が120mAhで、充電電圧(最大値)は4.2V。体積エネルギー密度は243Wh/l、質量エネルギー密度は89Wh/kg。サイズは直径6.8×高さ55mm、重量は5g。当初、月産10万個で生産する。

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