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クセロ、携帯電話機でオフィス文書の検索/閲覧が行なえる『クセロ ドキュメントモバイラー』を発売

2005年03月14日 22時02分更新

文● 編集部

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(株)クセロは14日、携帯電話機でオフィス文書の検索や閲覧が行なえるセキュリティー機能付き文書管理ソフト『クセロ ドキュメントモバイラー』を開発し、15日に発売すると発表した。

『クセロ ドキュメントモバイラー』は、サーバー製品と携帯電話機用のビューワーソフトで構成され、オフィスソフト(Word/Excel/powerPoint)とPDFの文書を、携帯電話機やパソコンから全文検索したり、閲覧したりできるのが特徴。ユーザー単位のセキュリティー機能をサポートしており、参照権限のほか、オンライン認証、パスワード認証、有効期限、印刷許可、オリジナルファイル取得権限、PDFのセキュリティー権限などを設定できる。ビューワーソフト(専用Viewer)は高速スクロールやセキュリティー機能に対応し、携帯電話版はiアプリとなる。各種グループウェアやドキュメント管理システムなどと連携するためのAPIも用意されている。オプションとして、オリジナルファイルをPDFファイルに変換して保存するための“アーカイブ・オプション”も利用可能(同社製サーバーソフト『PDFServer』による)。

対応OSは、サーバーがWindows 2000 Professional/Server、Windows Server 2003、クライアントパソコンがWindows 98 SE/2000/XPで、ウェブブラウザーとしてInternet Explorer 5.5(SP2以降)が必要。また、サーバーにはPentium III-600MHz以上(pentium 4-1.50GHz以上推奨)を都さ牛、256MB以上(1GB以上推奨)のメモリーを搭載した機種が必要。動作確認済みの携帯電話機は、FOMA 900i/901iシリーズ(順次追加予定)。

『クセロ ドキュメントモバイラー』では、文書を扱うための内部フォーマットには“SVG-T”を採用し、SVG-Tへの変換などにシャープ(株)の開発した関連ソフトを利用しているという。なお、同製品は今後シャープからも販売される予定。

価格は、『ドキュメントモバイラー』が157万5000円から、簡易セキュリティー版が99万7500円から、アーカイブ・オプションが73万5000円から、ユーザーライセンス(単価)は1万5750円。同社では初年度3億円の売り上げを見込んでいる。

併せて、今後の開発/販売/ASPなどの事業展開に関して、(株)コネクトテクノロジージと業務提携を行なったことも発表した。両社はASP向け製品を共同開発しており、今後、通信キャリアーや大手プロバイダー、大手企業に販売するとともに、大手SIerなどの販社網を構築し、携帯電話のビジネス利用のニーズに対応するとしている。

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