昨年12月に発売となったAOpen製Pentium Mキューブ型ベアボーンPC「XC Cube EZ855」。チップセットはFSB400MHz対応の“i855GME”となっていたが、チップセットもマザーボード型番も同じままでFSB533MHzに対応させたという新バージョン「XC Cube EZ855-II」が登場した。
AOpen製Pentium Mキューブ型ベアボーンPCの新バージョン、「XC Cube EZ855-II」 |
“i855GME”は公式の仕様ではFSB400MHzまでの対応。AOpenによると、マザーボード上へのFSB切り替え用ジャンパピンの追加、BIOSの変更によりFSB533MHzに対応させたとのことで、実際にFSB533MHz版Pentium Mの動作を確認しているという。しかし、AOpenのウェブサイトに掲載されているマザーボード型番は“UX855GME”のままとなっている。
その他のスペックは前モデル「XC Cube EZ855」と代わらず、ケースのデザインもそのまま。拡張スロットはAGP×1、PCI×1、DIMM×2でPC2700(DDR333)DDR SDRAMまでの対応。最大メモリ容量は2GB。ベイ数は5インチ×1、3.5インチ×2、3.5インチシャドウベイ×1。チップセットによるグラフィック機能、IEEE1394、Realtek製“RTL8110SB”チップによるギガビットイーサネットがオンボード。電源容量は275W。価格はTSUKUMO eX.で4万5800円、T-ZONE.PC DIY SHOPで4万6800円。
前モデルとの違いはマザーボードにわずかに手が加えられたのみ | AOpenによるとFSB533MHz版Pentium Mの動作を確認しているとのことだが、“i855GME”本来の仕様ではないという点は注意 |