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三菱電機、セキュリティー機能を強化したモバイルノートパソコン“apricot AL B2”を発売

2005年03月03日 19時19分更新

文● 編集部

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三菱電機(株)は3日、暗号で使用する鍵を格納するチップ“TPM”や、USBメモリー/PCカードで不正にデータを持ち出せなくする“USB・カードスロットロック”機能を搭載することでセキュリティー機能を強化したノーパソコン“三菱パーソナルコンピュータapricot(アプリコット)モバイルノート”の新モデル“apricot AL B2”シリーズとして『AL11FBH-T』を14日に発売すると発表した。価格は20万8950円から。

『AL11FBH-T』
“apricot AL B2”

『AL11FBH-T』は、apricotシリーズで初めて、セキュリティー技術の標準化を目指す業界団体“TCG(Trusted Computing Group)”が定義した仕様(V1.1b)に準拠したチップ“TPM(Trusted Platform Module)”や、USBメモリー/カードスロットの使用を制限する“USB・カードスロットロック機能”を搭載したほか、生体認証技術を利用してパスワードを指紋入力に置き換えられるオプションの“指紋照合デスクトップツール”に対応したのが特徴。

超低電圧版のPentium M 733Jと、グラフィックス機能を統合したインテル915GM Expressチップセットを採用し、液晶ディスプレーは1024×768ドット(XGA)対応の12.1インチTFTタイプを搭載する。メモリーは256M/512M/768MB、HDDは1.8インチまたは2.5インチの20G/40G/60G/80GBからの選択となる。インターフェースは、IEEE 1394(4ピン)、USB 2.0×3、アナログRGB出力(ミニD-Sub15ピン)、10/100/1000BASE-T、V.90準拠の56kbpsモデム、マイク、ライン/ヘッドホン共用(ステレオミニジャック)を備え、拡張スロットはPCカード(Type I/II、CardBus対応)用、CF Type I/II用を搭載する。

本体サイズは幅272×奥行き237.5×高さ27.2mm(最薄部25.2mm)、重量は約1.32kg(2.5インチHDD搭載モデルは約1.37kg)。キーボードは85キー(ピッチ17.55mm、ストローク2.5mm)で、ポインティングデバイスはタブレットポインターを装備する(スクロールスイッチ付き)。電源はリチウムイオンバッテリーを内蔵し、標準バッテリーで約6.0時間の駆動が可能(JEITA測定法1.0)、増設バッテリーを追加すれば約11.8時間駆動できる。消費電力は約14W(最大約50W)。

OSはWindows XP Professional SP2をプレインストールし、独自のファイル暗号化ソフト『EASYCRYPT』やメール暗号化ソフト『EASYCRYPT<Mail>』が付属する。保証期間は1年間。製品の製造/販売/保守は三菱電機インフォメーションテクノロジー(株)が担当する。

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