このページの本文へ

オリンパス、フレーム付き写真も作成できるデジタルカメラ『i:robe IR-300』とDVDストレージ『S-DVD-100』を発売

2005年03月01日 20時32分更新

文● 編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

オリンパスイメージング(株)は1日、“i:robe(アイローブ)”の第2弾となるコンパクトデジタルカメラ『i:robe IR-300』を3月中旬に発売すると発表した。併せてDVDストレージ『S-DVD-100』を4月下旬に発売する。価格はオープン。編集部による予想販売価格は、ともに4万円前後。

『i:robe IR-300』
『i:robe IR-300』

『i:robe IR-300』は、2004年10月に発表した400万画素CCDと光学2.8倍ズームレンズ搭載のコンパクトデジタルカメラ『i:robe IR-500』の後継機種。撮像素子が有効500万画素の1/2.5インチCCDに変更され、レンズも非球面レンズ3枚を含む7群9枚の光学2.8倍から9群11枚構成の光学3倍(焦点距離は6.3~18.9mm:35mmフィルムカメラ換算で38~114mm相当、F3.3~4.0)ズームに変更されている。折り曲げ光学式のため、レンズは本体から繰り出さないようになっている。デジタルズームは4倍。画像処理エンジンには独自の“TruePic TURBO”を搭載している。

本体のデザインは従来機種と変更され、一般的なコンパクトタイプのデジタルカメラに近くなっており、レンズが本体前面の正面に、モニター用の液晶パネルが本体背面左寄りに搭載されている。本体サイズは幅99×奥行き22×高さ53mm(最薄部21.5mm)、重量は約112gで、小型軽量化にともない、液晶パネルのサイズは同じ画素数(20万6000画素)だが、2.5インチから2.0インチに小型化された。ボディーはマグネシウムダイキャスト素材で、外装カラーには“オーロラパール”を採用している。

記録解像度は2560×1940ドットで、記録形式はDCF準拠のJPEG(Exif 2.21/PRINT Image Matching III、DPOF対応)。動画は最大320×240ドットで毎秒15コマ(音声付)のQuickTime形式(Motion JPEG圧縮)で、最長36秒の連続記録が可能。音声のみを記録する“Voice機能”も搭載しており、WAVE形式準拠で録音できる。録音時間は、高音質モード(PCM)で約565秒、標準音質モード(PCM)で約1559秒、長時間モード(ADPCM)で約3119秒(約52分)。記録メディアは内蔵メモリー(約15MB)とオプションのxDピクチャーカードを利用する。

パソコンを使わずにデジタルカメラで撮影した画像のプリントや保存を簡単に行なえるようにする独自のクレードル&ダイレクトプリント機能“Dock&Done”機能に対応しており、さらに“デジタル写真をリビングルームで楽しむ”という新しいスタイルを提案する“Dock&Done 2.0”にアップグレードされている。“Dock&Done 2.0”は、カメラ側で対応機器の操作が行なえるのが特徴で、“編集”“鑑賞”機能も追加されている。

“編集”機能では、撮影後の画像を楽しく簡単に編集できる“フォトデコ”に対応しており、あらかじめ登録されているデザインを撮影した画像と組み合わせてフレーム付き写真やカレンダーを作成できるようになった。ハート型や星型など20種類のフレームや、「Happy Birthday」など10種類のタイトル、8種類のカレンダーデザインが用意されている。複数の写真を1枚の写真にレイアウトすることもできる。そのほか、撮影した画像の明るさ/鮮やかさの調整や、赤目補正が行なえる画像調整機能“フォトアレンジ機能”も用意されている。

“鑑賞”機能では、撮影した画像をカレンダー形式で表示(1ヵ月/12ヵ月/複数年)できるほか、カメラ内で最大12個のアルバム(各アルバムには100枚まで収納可能)に分類して保存するアルバム機能や、スライド/フェードなど9種類のスライドショー機能が用意されている。

電源には新開発の専用薄型リチウムイオン充電池(LI-40B)を採用。インターフェースは、クレードル経由で、USB、ビデオ出力(NTSC/PAL)に対応。USB接続時の対応OSはWindows 98 SE/Me/2000/XP、Mac OS X 10.2以降。アプリケーションとして画像編集/管理ソフト『OLYMPUS Master 1.2』が同梱される。

『S-DVD-100』 DVDをセットしたところ
『S-DVD-100』DVDをセットしたところ

同時に発表したDVDストレージ『S-DVD-100』は、デジタルカメラで撮影した画像を、パソコンを使わずに、DVD±R/±RWやCD-R/RWに保存できるのが特徴。“i:robe”シリーズのデジタルカメラをクレードル経由で接続するだけで、自動的に新しく撮影した画像が保存される(差分データ保存)。オプションの変換アダプター『PA7』を利用すれば、“i:robe”以外の同社製デジタルカメラでもUSB接続で画像の保存が可能(差分データ保存には非対応)。書き込みは、DVD±Rが8倍速/CD-Rが24倍速/DVD+R DLが2.4倍速、書き換えはDVD±RWが4倍速/CD-RWが16倍速となる。作成したDVD/CDは、“Dock&Done 2.0”に対応した“i:robe”で再生できるほか、パソコンのDVDドライブでも再生できる(テレビ用DVDプレーヤーには非対応)。

本体サイズは幅181×奥行き151×高さ22.5mm、重量は約570g。電源はACアダプター(DC5V)を利用し、消費電力は最大8.5W。インターフェースはUSB 2.0(High Speed)に対応しており、USBケーブルでパソコンに接続すれば外付け型DVD±R/±RWドライブとしても利用できる。対応機種はPC/AT互換機、対応OSはWindows XP/2000/Me。アプリケーションとして、『OLYMPUS Master 1.2』とパケットライトソフト『B's CLiP 6』が付属する。

カメラとの接続例
『i:robe IR-300』と『S-DVD-100』の接続例

新製品の投入に合わせて、従来機種の『i:robe IR-500』とHDDストレージ『S-HD-100』を新機能の“Dock&Done 2.0”に対応させるファームウェアのアップグレードサービスを4月上旬に開始する予定であることも発表した。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン