シャープ(株)は28日、デジタルハイビジョン画質に対応した23ワイド液晶ディスプレーを採用したAVセンターパソコン“Mebius”『PC-TX23H』を3月5日に発売すると発表した。価格はオープン。編集部による予想販売価格は26万円前後。
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| 『PC-TX23H』 |
『PC-TX23H』は、2004年9月に発表した“Mebius(メビウス)”の新シリーズ“AVセンターパソコン”の新機種。エントリーモデルに相当し、新入学や就職などのフレッシュマンをターゲットにした製品。1366×768ドット(TV)/1360×768ドット(パソコン)表示の23インチワイド液晶ディスプレーと、250GBのHDDを内蔵したAVデッキスタイルの本体、トラックボールを内蔵したワイヤレスキーボード(RF無線方式、通信距離3m)で構成される。
液晶ディスプレーは、輝度が約500cd/m2、コントラスト比が550:1、応答速度が16ms、視野角が上下/左右176度で、D4端子を利用すればデジタルハイビジョン放送の表示も可能(録画は不可)。この液晶ディスプレーと3次元Y/C分離、動き適応型IP変換、デジタルノイズリダクションなどの高画質化回路などからなる独自の高画質表示システム“デュアルファインテクノロジー”を採用しており、AV画面とパソコン画面の両方を美しく映し出すようにしたという。色再現の国際規格“sRGB”にも対応。TVチューナーは地上アナログ対応(VHF/UHF/CATV)対応を内蔵する。ステレオスピーカーはバーチャル・ドルビー・サラウンド対応の高音質版を搭載。インターフェースは、D4端子のほか、S2入力、コンポジットビデオ入力(ジャック)、DVI-D、ライン入力、ヘッドホン出力、TVアンテナ入力を装備する。ディスプレーのサイズは幅589×奥行き223×高さ479mm、重量は約13kg。電源はAC100Vで消費電力は最大95W。
本体には、TV放送などを最大約477時間(標準で約119時間)録画できる250GBのHDDと、DVDディスク(DVD-RAM/±RW)に直接書き込みが行なえるDVDスーパーマルチドライブ(DVD±R書き込み8倍速/DVD-RAM書き換え3倍速/DVD±RW書き換え4倍速/DVD-ROM読み出し12倍速など)を搭載しており、CPUはCeleron D 330-2.66GHz、チップセットはインテル865G、メモリーは256MB(DDR SDRAM)を内蔵。TVチューナーとMPEG-2/-1ハードウェアエンコーダーを内蔵しており、TV番組を見ながら裏番組の録画も行なえる。インターフェースは、USB 2.0×4(前面2、背面2)、IEEE 1394(前面4ピン、背面6ピン)、10/100BASE-TX、外部ディスプレー出力(アナログRGB、ミニD-Sub15ピン)、Sビデオ入力、コンポジットビデオ入出力、ビデオ音声入力、光デジタルオーディオ出力(角形)、TVアンテナなどを装備する。カードスロットはCF用と、SDメモリーカード/スマートメディア/メモリースティック用を備えている。本体サイズは幅439×奥行き326×高さ61mm、重量は約7.8kg。電源はACアダプターを利用し、消費電力は最大180W。
OSはWindows XP Home Edtion SP2をプレインストールする。アプリケーションソフトとして、AV機能とパソコン機能の両方をリモコンで操作できる『StationAV』や録画ソフト『StationTV』が用意されており、電子番組表を利用した録画予約や、外出先から携帯電話を利用した録画予約も可能(有料の“TVnano/番組サーチ”サービスの契約が必要)。マイクやUSBカメラを接続すればIPテレビ電話サービスも利用できるという。そのほか、ネットワーク経由でコンテンツを共有できるホームAVネットワーク対応ソフト『Media Library』(Windows XP専用)、文字サイズ変更ソフト『見やすいコン2』、ライティングソフト『Drag’n Drop CD+DVD 4』、ビデオ編集ソフト『Ulead VideoStudio 7 SE(MPEG-2対応版)』『Ulead DVD MovieWriter 3.5 SE』、テロップ作成ソフト『メビウステロッパー』、MPEG-4変換ソフト、はがき作成ソフト、ウイルス対策ソフトなども付属する。
オプションとして、USB接続FDD『CE-FD05』、ネットワークメディアプレーヤー『CE－MR01』なども用意する。価格はオープン。
