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リコー、28mm相当からの光学4.8倍ズームを搭載したコンパクトデジタルカメラの最新機種『Caplio R2』を発売――2.5インチ液晶を搭載

2005年02月28日 16時47分更新

文● 編集部

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(株)リコーは28日、35mmフィルム換算で28~135mm相当の光学4.8倍ズームレンズを搭載したコンパクトタイプの502万画素デジタルカメラ『Caplio R2』を3月18日に発売すると発表した。価格はオープン。編集部による予想販売価格は4万5000円前後。

『Caplio R2』
『Caplio R2』

『Caplio R2』は、“Caplio(キャプリオ)”シリーズにおいて、1月に発表した光学4.8倍ズームレンズを搭載した502万画素の『Caplio R1V』と、2004年5月に発表した28~85mm相当の光学3.6倍ズームを搭載した513万画素の『Caplio GX』の間に位置づけられる製品。Caplioシリーズとして初めて、光学ファインダーを搭載しない代わりに、約11万4000画素の2.5インチ液晶パネル(透過型アモルファスシリコンTFTタイプ)を搭載したのが特徴。新製品のコンセプトである“Friendlyな操作性”を追求するために、液晶パネルを大きくしただけではなく、表示されるアイコン(フラッシュ/マクロ撮影/セルフタイマー/ホワイトバランス/フォーカス/露出補正/ISO感度)を拡大して表示する機能も搭載。屋外での撮影時などに“DISP.”ボタンを長押しすることで液晶ディスプレーの輝度を最大化する機能も用意されている。

また、多点測距表示では、最大15点で測距し、ピントが合った場所を最大5点表示することで測距ポイントが細かく分かるようにしており、マクロ機能では、被写体の大きさとコントラストで測距エリアを調整することで合焦精度を高めたという。再生機能では、1画面に12枚同時表示する機能のほか、1画面にメインの1枚とその前後1枚ずつを小さく表示する3枚再生表示機能を搭載している。

本体正面 本体背面
本体正面本体背面
ブラックモデル

CCDとレンズは『Caplio R1V』と同仕様となっており、1/2.5インチ有効502万(総519万)画素CCDと、第3群を振り子のようにスイングさせて格納する“Retracting LENS System”を採用した7群9枚構成のズームレンズを搭載している(焦点距離はf=4.6~22.2mm、28/35/50/85/135mmの5段階に固定するステップズームも可能、F3.3~4.8)。画像エンジンも“Smooth Imaging Engine”を搭載しており、起動時間は約0.8秒、撮影間隔は約1.0秒、レリーズタイムラグは半押しで約0.003秒、一気押しで約0.06秒となっている。最短撮影距離が1cmのマクロ機能や、カメラを固定したままフォーカスポイントを自由に移動できる“AFターゲット移動機能”などの機能も『Caplio R1V』から受け継いでいる。

記録解像度は、静止画が最大2560×1920画素、動画は320×240画素。記録形式は静止画がJPEG(Exif 2.21、DCF準拠、DPOF対応)/TIFF(文字モード時、MMR)、動画がAVI(Motion JPEG、毎秒30フレーム)、音声がWAV(Exif 2.21)。記録は、本体内蔵メモリー(28MB)のほか、別売のSDメモリーカード(3.3V、32~512MB、1GB)/MMCに対応。

本体正面 本体背面
本体正面本体背面
シルバーモデル

電源は、付属の専用リチウムイオンバッテリー(DB-50)、または単3形アルカリ電池×2本を利用し、リチウムイオンバッテリーで約500枚、単3型アルカリ電池で約200枚の撮影が可能(CIPA規格準拠)。本体サイズは幅100.2×奥行き25.8×高さ55.0mm(突起物含まず)、重量は約150g。本体カラーはシルバーとブラックをラインアップする。

パソコンとのインターフェースはUSB 1.1。対応OSは、Windows 98/98 SE/2000 Professional/Me/XP、Mac OS 8.6~9.2.2、Mac OS X 10.1.2~10.3。明るさなどの補正も可能な画像転送/管理ソフト『CaplioViewer』が同梱される。

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