エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ(株)は25日、不正アクセスの手法のひとつであるDDoS攻撃(Distributed Denial of Service Attack)対策セキュリティーサービスの商用化に向けてのトライアルを実施すると発表した。
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DDoS攻撃対策の仕組み |
トライアルでは、大規模ネットワークにおいてDDoS攻撃などの不正なトラフィックのみを抽出する技術を検証する“大規模ネットワークにおける DDoS攻撃などの早期検知手法の検証”や、攻撃トラフィックを遮断しながら同じ特徴を持つ正規トラフィックだけを通過させる技術を検証する“DDoS攻撃などによるトラフィックの遮断技術の検証”を行なうとともに、バックボーン事業者とユーザーが緊密/効率的にDDoS攻撃対策を行なえるフレームワークの検討を行ない、サービス化を検討する。機材の提供と検証サポートは、シスコシステムズ(株)、米Arbor Networks社、米CloudShield Technologies社、NTT情報流通プラットフォーム研究所が行なうという。期間は3月7日から4月30日まで。
同社では、トライアルで得られたDDoS攻撃などへの対処技術や、連携フレームワークなどの結果を基に、今年の夏をめどに次世代型セキュリティーサービスの提供を目指すとしている。
