何と、PCI ExpressスロットをPCI-Xスロットに変換してしまうというライザカードが登場した。Supermicro製「SCE-PR2UE-AX」で、同社製マザーボード用のオプションという製品だ。
Supermicro製「SCE-PR2UE-AX」PCI ExpressスロットをPCI-Xスロットに変換してしまうというライザカードだ |
スロットに差すエッジはPCI Express x8で、基板上にはPCI-Xスロットが3本。上から順に133MHz~100MHz/64bit PCI-X、100MHz/64bit PCI-X、133MHz/64bit PCI-Xスロットとなっている。各スロットの後方にはヒートシンクが装着されたPCI Express/PCI-X変換ブリッジチップが搭載されている。
これさえあれば、使っていないPCI Express x8スロットを有効活用できる……と思いきやさにあらず、よく見るとPCI Express x8のエッジの後ろにはやや離れてさらにエッジが。同社製マザーボード「X6DH8-G2」などに、PCI Express x8スロットを延長する形で搭載されている“SEPC”スロットに差さるようになっており、同スロットがないマザーボードでは使用できない。価格はUSER'S SIDE本店で9429円。
3本のスロットは上から順に133MHz~100MHz/64bit PCI-X、100MHz/64bit PCI-X、133MHz/64bit PCI-X | PCI Express x8のエッジの後方には“SEPC”スロットのエッジが。同スロットを装備するマザー以外では使用不可 |