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【特別企画】『PowerBook G4 17インチ 1GHz』ロードテスト(第1回)~ギターのサウンドデザイン(前編)~

2005年02月10日 21時53分更新

文● MacPower編集部 高橋幸治

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うお~、すげ~、カッコいい~

さて、初回ということもあり前置きがやたらと長くなってしまった。これからはサクサク進めていこうと思う。Guitar Rigのアプリケーションのインストールは、特に問題となる部分もないためここでは省略する。肝心なのは機材の接続だ。まずギターに挿したフォンケーブルの一端を、フット・コントローラー「Rig Control」のin1に接続する。そして「Gig Control」のout1とout2に別のフォンケーブルを接続し、それぞれをオーディオインターフェースの入力端子につなぐ。最後にオーディオインターフェースの出力からステレオで外部のスピーカーに接続すればセッティングは完了だ(写真2)。フォンケーブルだけですべてまかなえるのはありがたい。

写真2
写真2 すべての機材を接続してみたところ。手前が「Guitar Rig」に同梱されているフット・コントローラー「Rig Control」、右奥がローランド(株)のオーディオインターフェース「FA-101」。使用するケーブルはギタリストにはなじみの深いフォンケーブル

今回のロードテストで使用するオーディオインターフェースは、前回のロードテストで活躍してくれたローランド(株)の「UA-20」からだいぶグレードアップして、同じローランド(株)の「FA-101」(写真3)。同製品は、最大24bit/192kHzという高音質での録音・再生に対応したAD/DAコンバーターを搭載。24bit/96kHzならば独立10チャンネルでの同時録音・再生が可能だ。接続インターフェースにはFireWireを採用しており、Mac OS XのCore Audioを標準サポートしているため、専用のドライバーを追加することなく使用できる。もちろん、MIDIの入出力も1系統用意しているので、MIDIインターフェースとしても機能する。

写真3
写真3 今回のロードテストから使用するローランド(株)のオーディオインターフェース「FA-101」(価格:オープンプライス/消費税込みの実勢価格は5万6000円前後)。接続インターフェースはFireWireで、AD/DA変換は最大24bit/192kHzに対応している

セッティングが完了したら、さっそくGuitar Rigを起動してみよう。同プログラムは単体で動作するスタンドアローン形式のほか、LogicやGarageBandのプラグイン形式でも使えるが、今回はとりあえず前者で起動してみる。ユーザーインターフェースはいたってシンプルで、「環境設定」ウィンドウが独立して開くほかは、すべてこのメインウィンドウ内で完結する仕組みだ(写真4)。左側のフレーム=「LEFT VIEW」の最上部にある3種類のボタンのうち、ファイルケースのアイコンのボタンを押してみよう。すると直下の画面=「BANK LIST」にプリセットのサウンドのカテゴリーが表示される。その下の画面=「PRESET LIST」は、選択したカテゴリー内の個々のサウンドパターンだ。とりあえず、「14 Synth & Vocal」の「4 Air Ensemble」を弾いてみる。お~、美しい~。次は「4 50s-70s Rock」の「4 FulcPic-tion」。お~、カッコいい~。「9 FX」の「Space Chorus Amp」はどうだ! お~、って、あれ……、もう誌面が……。

写真4-1 写真4-2 写真4-3
写真4 「Guitar Rig」の画面。デジタル嫌いなギタリストの特性を考慮してか(笑)、非常にシンプルで親しみやすいインターフェースとなっている。プリセットのサウンドパータンだけでもかなり楽しめる。選択した音色によって、右側のフレームのコンポーネントの組み合わせ、およびその設定が変化しているのがわかるだろう。当然、オリジナルのサウンドを1からデザインしていくことも可能だ

次回は?

残念ながら、今回はGuitar Rigの概要だけしかお伝えできなかった。次回は各音色、各機能をしっかり使い込んでのレポートをお伝えする。

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