日本電気(株)とNECアクセステクニカ(株)は3日、ADSL回線事業者向けの無線LAN拡張スロット付きADSLモデム『AtermWD701CV』に、ワンボタンで無線LANのセキュリティーを自動設定できる“らくらく無線スタート”機能を、同日より出荷する製品に搭載すると発表した。併せて、既存の『AtermWD701CV』ユーザー向けに、対応ソフトをウェブサイトで無償提供すると発表した。ウェブサイトのURLは事業者ごとに異なり、製品添付の『つなぎかたガイド』に掲載されているという。
 | 『AtermWD701CV』 |
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“らくらく無線スタート”は、親機側に登録されているSSIDと暗号化キー(出荷時は128bit WEPのSSID/WEPキーが親機ごとに異なる)などの無線LAN接続設定を、親機本体のボタンを操作することで子機(無線LANカード)側に転送し、子機の設定を自動で行なえる機能。今回のバージョンアップにより、『AtermWD701CV』の無線LAN拡張スロットに、無線LAN子機を装着する場合、親機のボタンを押すだけで子機の設定が可能になるという。
また、NEC製の子機(WL54AG/WL54AG-SD)を使用する場合は、製品に添付されているCD-ROMなどから設定ソフト『サテライトマネージャ』をインストールすれば、デバイスドライバーの組み込みから無線LANの設定完了まで、音声ガイドによる案内が行なわれるため、簡単な操作で安全に設定が完了するとしている。
なお、一部のISPでは、ユーザーによるインターネット接続設定を不要にするサービスも行なっており、さらに設定が簡単に行なえるという。
同社では、今後対応機種を増やすとしているが、次期は未定としている。
