昨年12月に発売となった、ASUSTeK製キューブ型ベアボーンPC「S-presso」。その時登場したのは2種類のうち下位バージョンの“S1-P112”のみだったが、待望の上位バージョン“S1-P111”が本日ようやく入荷した。どことなくレトロ調のデザインはそのままに、OSを起動せずにCD、MP3、DVD、TV、FMラジオ、静止画の再生/視聴を可能にするオーディオコンポ機能“InstantON”が新たに追加されている。
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ASUSTeK製キューブ型ベアボーンPC「S-presso」。本来の姿といえる、オーディオコンポ機能バージョンがようやく登場した |
とは言うものの、前面デザインは従来モデルからほとんど変わっておらず、再生/停止や早送り/巻き戻しを表す記号が書き込まれただけ。実は操作スイッチがタッチセンサになっており、前面パネル中央の黒い部分の中にLCDディスプレイを組み込むという仕組みで、黒1色でゆるやかな曲面となっている前面デザインを崩すことなくオーディオコンポ機能の操作インターフェイスを内蔵させているのだ。オーディオコンポ機能の追加にともない、PCI接続のTVチューナカード、“InstantON”コントロールソフトと対応再生ソフト、リモコンがパッケージに追加されている。
その他のPCとしてのスペックは“S1-P112”と同様。本体サイズ243(W)×330(D)×181(H)mm、マザーボードは同社製「P4P8T」でチップセットは“i865G”、Socket 478に対応。拡張スロットはAGP×1、PCI×1、DIMM×2。グラフィック機能、S/PDIF、10/100BASE-TXイーサネットがオンボード。ベイ数は5インチ×1、3.5インチ×1。電源容量は220W。価格はぷらっとホームで3万9800円、TSUKUMO eX.で4万1979円。
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前面のアップ。一見、スイッチもディスプレイもないように見えるが…… | パッケージ。電源を入れるとこのように表示が浮かびあがる仕組み。スイッチはタッチセンサだ |
