“大音量アラーム”内蔵の『F700i』
F700iは富士通(株)が製造する端末で、シリーズの先陣を切って10日に発売される。他の700iシリーズと同じく音楽再生機能を持っており、本体を閉じた状態でも連続再生や音量調節、曲送り/戻しといった操作ができる。また、サイドボタンを1秒以上押すと約80dBの“大音量アラーム”が鳴り、不審者の威嚇などに応用が可能。また、デコメール専用メロディーを50曲プレインストールし、メールに添付できる“メロデコ”機能なども備えている。
F700i。左からピンクゴールド、ブラック、ホワイト。内側のデザインは、ブラックとホワイトは同一 | 左からピンクゴールド、ホワイト、ブラック |
F700iのメインディスプレーは、約2.2インチ(240×320ドット/26万2144色)のTFT液晶パネル。サブディスプレーは、約0.9インチ(30×97ドット)のモノクロ液晶パネルで、“ハーフミラー”加工が施されている。カメラ機能として、有効128万画素のCMOSカメラを外側(底面側)、有効32万画素のCMOSカメラを内側(天面側)に装備する。外部記録メディアとして、miniSDカードに対応する。
アンテナは伸びない | サブディスプレーはモノクロ液晶 | |
左側面にはイヤホンマイク端子とカメラのマクロ切り替えレバー | 右側面にはminiSDカードスロットと操作ボタン | |
ワンタッチアラームをあらかじめ設定し、右側面のボタンを押して鳴らすと、サブディスプレーが赤く点滅する | 赤外線とデータ通信端子 |
本体サイズは、幅48×奥行き25×高さ100mm、重さ122g。連続待ち受け時間は約400時間(移動時。静止時は約550時間)。連続通話時間は約140分で、TV電話の連続通話時間は約95分。ボディーカラーは“ホワイト”“ピンクゴールド”“ブラック”の3色が用意される。
着せ替えパネル装備の『N700i』
N700iは日本電気(株)が製造。“N”シリーズとしては初めて、取り外しが可能な外装パネル“スタイルプラス”に対応する。このパネルは『FOMA P901i』のビスで止める“カスタムジャケット”とは異なり、軽くはめ込むだけの簡易なもの。ボディーカラーは“シルバー”“クリームチョコ”“ピンク”の3色で、それぞれ“レザー”“コズミックフラワー””花吹雪”のスタイルプラスが付属する。スタイルプラスは、10種類が別売される予定。ボディーはパネルを装着しない状態でも使用可能で、抗菌コートが施されている。
N700i。左からクリームチョコ、シルバー、ピンク。いずれもスタイルプラス未装着の状態 | 左からクリームチョコ、シルバー、ピンク | |
スタイルプラスを装着するところ。爪でひっかるだけで、簡単に装着できる | スタイルプラスを装着したクリームチョコ |
スタイルプラス全色 |
TV電話機能は、『FOMA N901iC』と同じく、TV電話中にマークやスタンプが自分の顔などにあわせて動く“デコレーションTV電話”機能、TV電話中にメッセージを文字入力して相手画面に表示できる“プチメッセージ”機能といった、特殊効果機能を備える。また、TV電話の着信時に自分の画面写りをチェックしてから映像を送信できる“ビジュアルチェック”も備える。また、FOMAでは初めて、ディズニーのキャラクターの待ち受け画面やデコメールなどの素材がプレインストールされている。
メインディスプレーは約2.3インチ(240×345ドット/6万5536色表示)のTFT液晶パネルで、サブディスプレーは約1.0インチ(120×30ドット)のモノクロSTN液晶パネル。カメラ機能として、有効103万画素のCCDカメラを外側、有効11万画素のCCDカメラを内側に装備する。外部記録メディアとして、miniSDカードに対応する。
クリームチョコの側面。キーボード側(正面)のカラーはチョコレート色、底面側のカラーはクリーム色。右側面にはデータ通信端子と操作ボタンを搭載する | 左側面にはminiSDカードスロットとイヤホンマイク端子を搭載 |
赤外線端子。赤外線の横のくぼみはスタイルプラス側の爪が引っかかるところ |
本体サイズは幅48×奥行き25×高さ102mmで重さ109g。連続待ち受け時間は約350時間(移動時。静止時は約430時間)。連続通話時間は約140分で、TV電話の連続通話時間は約90分。
700iシリーズで再薄/最軽量の『P700i』
パナソニック モバイル コミュニケーションズ(株)製造のP700iは、今回発表された機種の中でもっとも軽く、薄い端末。本体のサイズは幅49×奥行き22×高さ102mmで重さ102gとなっている。
P700i。左からブルー、ピンク、シルバー | 左からブルー、ピンク、シルバー | |
底面はつや消し仕上げ。miniSDカードスロットの刻印がある | ピンクには花柄のエンボス加工とラインストーンをあしらい、シルバーにはヘアライン加工が、ブルーはラメの入った光沢感のある塗装が施されている |
カラーは、“ピンク”“シルバー”“ブルー”の3色で、メーカーが“Texture&Relief”デザインと呼ぶボディー(プラスチック素材)の表面仕上げが、各色に採用されている。ピンクには花柄のエンボス加工とラインストーンをあしらい、シルバーにはヘアライン加工が、ブルーはラメの入った光沢感のある塗装が施されている。
メインディスプレーは約2.2インチ(240×320ドット/6万5536色)のTFT液晶パネルで、サブディスプレーは約0.9インチ(96×25ドット)のモノクロSTN液晶パネル。
内蔵カメラは、外側に松下電器産業(株)独自の“νMaicovicon”タイプの素子を使った、有効125万画素のもの。νMaicoviconは、CCDの高画質とCMOSの低消費電力を同時に実現した素子だという。内側には、有効10万画素のCMOSカメラを備える。外部記録メディアとして、miniSDカードに対応する。
左側面にはイヤホンマイク端子と操作ボタン、マクロ切り替えレバーを装備 |
連続待ち受け時間は約350時間(移動時。静止時は約460時間)。連続通話時間は約140分で、TV電話の連続通話時間は約90分。
高コントラストのモバイルASV液晶搭載をする『SH700i』
シャープ(株)製のSH700iの液晶ディスプレーは、同社の液晶TV“AQUOS”シリーズに登載されるASV液晶をベースにした“モバイルASV液晶”パネルを採用。コントラスト比が300:1、上下左右の視野角が160度で、縦/横/斜めから見てもクリアに見えるという。
SH700i。左からシルバー、ホワイト、ブラック | ホワイトには、アクセントカラーとして、ボタンやカメラまわりなどにグリーンが使われている | |
ホワイト。液晶パネルには、シャープならではのモバイルASV液晶が使用されている | 外側カメラの部分は端末の底面に対してプラス10度の角度が付いており、端末を開いた状態でカメラ撮影を行なう場合に、ファインダーとなる液晶画面の角度とレンズの角度がほぼ等しくなる |
カメラ機能として、有効126万画素のCCDカメラを外側、有効11万画素のCMOSカメラを内側に装備する。外側カメラの部分は端末の底面に対してプラス10度の角度が付いており、端末を開いた状態でカメラ撮影を行なう場合に、ファインダーとなる液晶画面の角度とレンズの角度がほぼ等しくなるため、従来機と比較して構図などが調整しやすいという。そのほか、右側面のヒンジ寄りに“独立ムービーボタン”を搭載し、動画撮影機能がワンタッチで起動するほか、録画/停止/保存などの操作が1つのボタンで行なえる。
左側面にはminiSDカードスロット | 右側面にはムービーボタンと平形のイヤホンマイク端子 | |
独立ムービーボタンは、動画撮影機能がワンタッチで起動するほか、録画/停止/保存などの操作が行なえる | 背面にはモノクロ液晶ディスプレーを装備 |
赤外線とデータ通信端子 |
メインディスプレーは約2.2インチ(240×320ドット/26万2144色)のASV液晶パネルで、サブディスプレーは約0.6インチ(72×12ドット)のモノクロSTN液晶パネル。TV電話などに用いる内側のカメラは有効11万画素のCMOSカメラ。外部記録メディアとして、miniSDカードに対応する。
サイズは幅48×奥行き28×高さ108mmで、重さは122g。連続待ち受け時間は約320時間(移動時。静止時は約370時間)。連続通話時間は約130分で、TV電話の連続通話時間は約80分。ボディーカラーは“ホワイト”“シルバー”“ブラック”の3色が予定される。