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エー・アイ・ソフト、新認識エンジンを搭載したOCRソフト『読んde!!ココ Ver.11』を発売

2005年02月01日 00時00分更新

文● 編集部

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エー・アイ・ソフト(株)は1日、新認識アルゴリズムを採用した“インテリジェントOCRエンジン”を搭載したOCRソフト『読んde!!ココ Ver.11』の販売を25日に開始すると発表した。価格は1万9800円(税別)。アップグレード版は4900円(税別)。併せてPDFドキュメント管理支援ツール『クセロ ePware Ver.2』をセットにした『読んde!!ココ Ver.11 ファイリングOCR Suite』も発売する。価格は2万2800円(税別)。アップグレード版は9800円(税別)。新たにダウンロード販売も開始し、ダウンロード版『読んde!!ココ Ver.11 for DL』を1万2800円(税別)で販売する。アップグレード版は3800円(税別)。

スマートナビ 認識結果
スマートナビ認識結果

『読んde!!ココ Ver.11』は、4月に施行される“e-文書法”により企業の書類や帳票を電子データで保存できるようになることからOCRソフトの需要拡大が見込まれていることを背景に、オフィスの実務に利用できるように認識精度を向上させ、ビジネス文書の活用を支援する機能を強化した最新版として発売するもの。ファクスやコピー原稿などの低品質原稿に見られる“つぶれ・かすれ文字”の認識精度を向上させる新解析パターンを搭載した認識エンジンを搭載するとともに、従来の知識辞書と形態素解析による2段階の補正を行なっていた言語処理を前面的に見直したのが特徴。これにより、特に低品質原稿の認識精度を大幅に向上したという。この認識エンジンはPDF作成ソフト『Adobe Acrobat7.0(日本語版)』のPaperCapture機能にも採用されている。

“プレゼン支援OCR機能”
“プレゼン支援OCR機能”

また、ビジネス文書の活用を支援する機能の強化では、紙文書のPDF変換のほか、画像化されたPDFファイルの文字情報をOCR処理で再利用できるようなった(PDF OCR機能)。PDFファイルで提供される自治体の申請書や各種統計資料などの文字や表、レイアウト情報を、OCR処理することで、オフィスソフトで利用できる。さらに、プレゼンテーションソフト(PowerPoint)の資料作成をサポートする“プレゼン支援OCR機能”も新たに搭載しており、セミナーの配布資料などの図やグラフ、テキストをPowerPoint上からスキャナーで読み取り、再利用できる。各種アプリケーションソフトにアドインできる“アドインOCR”機能も搭載する。そのほか、(株)PFUの連続給紙スキャナー“ScanSnap”にも対応し、大量の原稿をワンボタンで電子化できるようになった。

対応OSはWindows XP/2000 Professional/Me/98 SE。対応スキャナーはTWAIN/WIA対応機種。アドイン対応アプリケーションは、Word 2000/2002/2003、Excel 2000/2002/2003、PowerPoint 2000/2002/2003、一太郎10/11/12/13/2004/2005、Adobe Acrobat 5.0/6.0/7.0。

『読んde!!ココ Ver.11』 『読んde!!ココ Ver.11 ファイリングOCR Suite』
『読んde!!ココ Ver.11』『読んde!!ココ Ver.11 ファイリングOCR Suite』

『読んde!!ココ Ver.11 ファイリングOCR Suite』は、『読んde!!ココ Ver.11』に(株)クセロが開発したPDFファイリングソフト『クセロ ePware Ver.2』をセットにしたもので、文書ファイルを直接PDFに変換する機能(専用PDF生成ドライバーソフト)を搭載したのが特徴。クセロ ePware Ver.2の対応OSはWindows XP/2000 Professional/NT 4.0/Me/98 SE。対応スキャナーはTWAIN対応機種。

同社では、発売を記念して、“ScanSnap”が当たる“スキャナとことん活用キャンペーン”を3月31日まで実施するとしている。

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