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ソニーマーケティング、海外でも日本のTVを視聴できる“ロケーションフリーテレビ”を発売

2005年02月01日 18時59分更新

文● 編集部

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ソニーマーケティング(株)は1日、ワイド7Vインチ液晶ディスプレーを搭載し、持ち運んでテレビ視聴やインターネットが行なえる“ロケーションフリーテレビ”『LF-X5』を3月10日に発売すると発表した。価格はオープン。編集部による予想販売価格は12万5000円前後。

『LF-X5』
“ロケーションフリーテレビ”『LF-X5』(ベースステーションとモニター)

『LF-X5』は、“エアボード”の最新機種に相当する製品で、今回発表した製品から“ロケーションフリーテレビ(LocationFreeTV)”に名称を変更し、新ロゴを採用することにしたもの。これにより北米と製品名が統一されることになる。

『LF-X5』は、7VインチWVGA液晶パネルを搭載したモニターと、ベースステーションで構成される。モニターとベースステーションの通信には“IEEE 802.11a/b/g”準拠の無線LAN技術に対応した“デュアルHi-Bitワイヤレス”を採用。有線LAN/無線LAN環境に対応しており、旅行先や出張先に持っていったモニターから、インターネットを通して、自宅のベースステーションに入力したTV放送のほか、接続したDVDレコーダーや“スカイパーフェクTV!”チューナーなどの映像をリアルタイムで視聴できる“NetAV”機能を搭載しているのが特徴。モニターとベースステーションは1対1で機器認証され、伝送データは暗号化されるという。また、高画質化機能として映像信号処理回路(3次元Y/C分離回路)や、通信状態を安定化するためにデータの品質を保証する技術(QoS:Quality of Service)を採用しており、通信環境に応じて周波数帯を自動で切り替える“デュアルバンドオートスキャン”機能も搭載している。通信距離は最大で約30m。

モニターは、タッチパネル付きの半透過型TFT液晶パネル(800×480ドット、152×91mm)を搭載しており、画面上に表示される“タッチリモコン”を利用して、TVのチャンネル切り替えやDVDレコーダーなどのAV機器のコントロールが行なえる。モニターをインターネットに接続し、ウェブブラウザー(HTML 4.01/XHTML Basic 1.0/フレーム/JavaScript/SSL(V2/3)/TLS/JavaApplet(PJAE1.2対応)などをサポート)を利用してウェブサイトを閲覧することができるほか、メールの送受信も可能(SMTP/POP3)。ブラウザー機能はPDFの表示にも対応し、メール機能ではタッチパネルキーボードと予測入力変換(POBox)を利用できる。画面(動画/静止画)をキャプチャーし、静止画として保存できるアルバム機能も用意されている。本体にはコンパクトフラッシュカードスロット、10/100BASE-TX、ヘッドホン端子が装備されている。内蔵スピーカーは直径15mm×2で、出力は0.5W×2。電源は充電式バッテリー(BP-LX5Aが付属)で、約2時間の駆動が可能。消費電力は約10W。本体サイズは幅206×奥行き26×高さ111mm(突起部を含まず)、重量は約555g(バッテリー含む)。

ベースステーションはTVチューナー(VHF/UHF、NTSC方式)を内蔵し、ワイヤレスLANアクセスポイントの機能も搭載している。入力端子はコンポジットビデオ(ピンジャック)×2、Sビデオ×1、音声(ピンジャック)×2、アンテナ(F型)を、出力端子はコンポジットビデオ×1、音声(ピンジャック)×1、AVマウス(ミニジャック)を装備し、10/100BASE-TXも備えている。本体サイズは幅58×奥行き180×高さ222mm(突起部を含まず)、重量は550g。電源は付属のACアダプター(AC-LX5M)を利用する。消費電力は約12W(TV試聴時)。

製品パッケージには、タッチペン、ベースステーション用ACアダプター、アンテナ接続ケーブル、AVマウス、キャリングケース、ベースステーション用スタンドなどが同梱される。

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