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東芝、地上デジタル&BS/110度CSデジタルチューナーを搭載した新“RDシリーズ”『RD-Z1』を発表――開発コードネームは“FREEDOM”

2005年02月09日 17時31分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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『RD-Z1』
地上デジタル&BS/110度CSデジタルチューナーを搭載した“RDシリーズ”の最上位モデルにあたる新製品『RD-Z1』

(株)東芝は9日、HDD&DVDレコーダーの新製品として、従来の地上アナログ放送に加えて地上デジタル&BS/110度CSデジタルチューナーを搭載した“RDシリーズ”の最上位モデルにあたる新製品『RD-Z1』、および地上アナログチューナーとVHSビデオデッキ機能を内蔵する3メディア構成のHDD&DVDレコーダー『RD-XV44』『RD-XV34』を3月上旬以降に発売すると発表した。価格はいずれもオープンプライスで、編集部による予想実売価格と主な特徴は以下のとおり。



RD-Z1の正面とリモコン
RD-Z1の正面と付属リモコン
『RD-Z1』
24万円前後/3月中旬発売予定
HDD 600GB+DVDマルチドライブ搭載/DV端子装備/地上アナログ+地上デジタル+BS/110度CSデジタルチューナー内蔵/液晶付きGコード転送リモコン付属

RD-Z1は、「下位機種(“RD-Xシリーズ”)のグレードアップではなく、筐体から映像処理や電源などの内部回路に至るまですべてをZ1のために新規開発した。過去のRDシリーズにとらわれず、“自由への飛翔”の意味を込めて開発コードネーム:FREEDOMとして開発してきた」(AV設計第4部 桑原光孝氏)という、同社HDD&DVDレコーダーのフラッグシップモデル。RDシリーズで初めて地上デジタル&BS/110度CSデジタルチューナーを搭載し、SD放送だけでなくHD(ハイビジョン)放送の録画・編集、およびDVDやD-VHS(IEEE 1394経由)への移動(ムーブ)にも対応する。オーディオ回路には同社の高級DVDプレーヤー『SD-9500』に搭載されたDAコンバーター“ハイカレントマルチビットΔ ∑DAC(AD1955)”とアナログ処理回路を搭載。ビデオ回路は従来の最上位モデル『RD-X5』をベースに、HD映像の変換にも対応できる高速動作(216MHz)&高分解能(14bit)のビデオエンコーダー(ADV7314)と、110MHz/12bitの高速&オーバーサンプリングで高精細・高精度変換を実現するビデオエンコーダー(ADV7402)を搭載するなど、画質・音質ともに従来機種から大幅に向上したという。

RD-Z1の背面
RD-Z1の背面

録画方式には、HD(High Definition)のデジタル放送(MPEG-2 Transport Stream、MPEG-2 TS)をそのままHDDに記録する“ストリーム録画方式(TSモード)”と、内蔵MPEG-2エンコーダーで圧縮しながらHDDもしくはDVDに記録する従来の録画方式(VRモード)の2タイプが用意され、両モードを併用してHD放送とアナログ/デジタル放送の同時録画も可能。さらに、デジタルチューナーの映像をSD相当にダウンコンバートしてS-Videoもしくはコンポジット端子から出力する“デジタルチューナー専用出力端子”を備えており、RD-Z1でHD放送をHDクオリティーのまま録画しつつ、外部機器で簡易視聴向けにSD画質で録画するといった使い分けが行なえる。録画予約は、インターネット経由ならびにデジタル放送/地上アナログ放送(ADAMS)の複数ルートから番組情報を取得し、頻繁に視聴するチャンネルだけを選択して一覧表示できる“デジタルWPEG(DEPG Ver.3)”を搭載。

“デジタルWPEG(DEPG Ver.3)”の画面
“デジタルWPEG(DEPG Ver.3)”の画面

主なスペックは、記録メディアとして600GBのHDD、カートリッジ式対応のDVD-RAM(5倍速)/DVD-R(8倍速)/DVD-RW(4倍速)をサポートするDVDマルチドライブを搭載。ハイビジョン映像(約24Mbps)で最大55時間の記録が可能。インターフェースは、外部チューナーと連動して録画・視聴を行なう“スカパー!連動端子”、10/100BASE-TX準拠のEthernet端子のほか、映像入出力端子として、IEEE 1394(i.LINK)準拠のDV入力/HDMI出力(HD映像とマルチチャンネルオーディオの転送が1本のケーブルで行なえるAVインターフェース)/BNCコンポーネント映像出力/D1映像入力/D3映像出力などを搭載。ネットワーク接続したほかのRDシリーズ(対応機種)に録画データをコピーする“ネットdeダビング”、インターネット経由のメールで録画予約を行なう機能なども従来同様に搭載している。

掲載当初、RD-Z1に“ネットdeモニター”機能を搭載と記載しましたが、正しくはネットdeモニター機能を搭載しません。お詫びして訂正いたします。

本体サイズと重量は、幅430×奥行き388×高さ115mm/約10.8kg。消費電力は動作時68W(BSアンテナ供給時75W)、待機時3W以下。本体には液晶パネル付きのGコード予約対応リモコンが付属する。




『RD-XV44』 『RD-XV34』
『RD-XV44』『RD-XV34』
『RD-XV44』
10万円前後/3月中旬発売予定
HDD 250GB+DVDマルチドライブ+VHSビデオデッキ搭載/DV端子装備/地上アナログチューナー×2内蔵/液晶付きGコード転送リモコン付属
『RD-XV34』
8万5000円前後/3月上旬発売予定
HDD 250GB+DVDマルチドライブ+VHSビデオデッキ搭載/DV端子装備/地上アナログチューナー×2内蔵/液晶付きGコード転送リモコン付属

RD-VX44/XV34は、2004年7月に発表されたVHSビデオデッキ一体型HDD&DVDレコーダー『RD-XV33』の後継機種にあたる(RD-XV33は販売終了)。地上アナログチューナーを2基搭載し、VHSテープに録画しながらHDDもしくはDVDにも録画する“ダブル録画”をサポートする(従来は地上アナログチューナー1基のみ)。上位機種のXV44はブラックボディー、XV34はシルバーボディーに塗り分けられ、HDD容量が異なるが、録画・視聴機能などは同一。

XV33にはなかった点としてネットワーク機能を搭載し、地上アナログ放送(ADAMS)とインターネット経由の2系統で番組情報を取得できるようになった。これに合わせて番組予約機能も“WEPG”に変更され、野球やドラマ(初回/最終回などの長時間枠)にも対応して録画時間の延長が可能になったという。インターネット経由で番組情報を受信している場合には、10分単位で自動延長され、放送時間帯や予約した番組のジャンルに関わらず対応できるという。ADAMS経由の場合は19時~21時の時間帯に野球中継が入る場合、野球中継そのものか、その後に放送される番組に対して、30/60/90分単位での録画延長が行なわれるというもの。なお、VHSテープへの録画についてもEPG上から指定できるようになった。

RD-XV44の背面 RD-XV34の背面
RD-XV44の背面RD-XV34の背面

このほか、VHSテープとHDD、DVDの3つのメディアを相互録画する際にも、メディアと録画方向を矢印で選択するだけのユーザーインターフェース“簡単ナビ”、VHSテープの映像をDVD1枚分に合わせたビットレートで録画(エンコード)する“一枚分ぴったりダビング”などの機能を搭載する。

“簡単ナビ” “一枚分ぴったりダビング”
“簡単ナビ”“一枚分ぴったりダビング”

DVDマルチドライブのスペックはRD-Z1と同一(カートリッジ式DVD-RAMにも対応)。本体サイズと重量は、幅430×奥行き388×高さ97mm/約7.8kg。消費電力は動作時50W(XV34は45W)、待機時3.7W(3.6W)以下、省エネ時2.0W(1.9W)。本体には液晶パネル付きのGコード予約対応リモコンが付属する。

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