“nForce4 Ultra”を搭載するSocket 939対応マザーボード「K8N Neo4 Platinum」がMSIから登場した。DFI製「LANPARTY UT nF4 Ultra-D」やECS製「KN1」などサンプル版の展示は行われているが、実際に販売されるのは今回が初。
“nForce4 Ultra”搭載マザーの販売1番乗りはMSIとなった。型番には新たに“Neo4”の名が付けられている |
機能満載の「K8N Neo4 Platinum」。初回の流通量は少なく貴重な製品だ |
“nForce4 Ultra”は、上位モデル“nForce4 SLI”のSLI非対応モデル。nVIDIAのウェブサイトによると「PCの電源を入れた瞬間に、ハッカーによる攻撃や悪意のあるスパイウェアからPCを保護してくれる」という“ActiveArmor機能”や、3.0Gbit/s Serial ATAなど“SLI”以外の機能は“nForce4 SLI”と基本的に同様だ。ちなみに、最下位モデルとなる“nForce4”では“ActiveArmor”や3.0Gbit/s Serial ATAなどはサポートされていない。
ラインナップ上では、ちょうど“nForce4 SLI”と“nForce4”の中間にあたるチップセットとなる“nForce4 Ultra” | Serial ATAポートは“nForce4 Ultra”とSilicon Imageを合わせて8ポート搭載している |
発売された「K8N Neo4 Platinum」は、機能満載の豪華モデル。どちらもMarvell製チップによるデュアルギガビットイーサネットをはじめ、IEEE1394(VIA製“6307”)、8チャンネルサウンド(RealTek製“ALC850”)、“nForce4 Ultra”によるSerial ATA RAID(3.0Gbit/s RAID 0/1/0+1)が4ポート、Silicon Image製チップによるSerial ATA RAID(RAID 0/1/5)4ポートがオンボード。
拡張スロットの構成は、PCI Express x16、PCI Express x4、PCI Express x1がそれぞれ1本ずつ、PCI×4(うちオレンジ色の1本は無線LANカードの使用に適しているという“Communication slot”)。DDR400に対応するメモリスロットは計4本となっている。「SLIを導入する予定はない」もしくは「ビデオカードにはPCI Express対応のRADEONを」などと考えているAthlonユーザーにとっては要注目の製品だが、本日販売を確認したのはZOA秋葉原本店の1万8480円のみ。今週中に他のショップにも入荷する予定だが、初回の流通量は少ないとみてよさそうだ。