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日本SSAグローバル、RFIDに標準対応したWMS『SSA Warehouse Management 4000 v3.9 日本語版』を発売

2005年01月26日 20時54分更新

文● 編集部 新海宏一郎

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日本SSAグローバル(株)は26日、都内・新宿の同社本社において記者説明会を開催し、物流管理システム(WMS:Warehouse Management System)『SSA Warehouse Management 4000 v3.9 日本語版』の出荷を今月末に開始すると発表した。

『SSA Warehouse Management 4000 v3.9 日本語版』は、米SSAグローバル(SSA Global)社が2003年に買収した米イーエックスイー・テクノロジーズ(EXE Technologies)の“EXceed Fulfill 4000”の後継製品にあたる物流管理システム。今バージョンより標準で電波を利用して非接触で読み出し/書き込みを行なうIDシステム“RFID”管理機能や、米国で2002年5月の新農業法により義務づけられた原産国表示、2003年12月に施行された公衆衛生安全保障バイオテロリズム法に必要な情報の管理機能などに対応したのが特徴。

RFID機能の利用イメージ
RFID機能の利用イメージ

RFID管理機能は、ラベル出力から、入出庫管理、データの受送信など一連の管理機能などを備える。米ウォルマート(Wal-Mart)社が取引先企業の上位100社と行なったRFIDの実証実験で求めた要件にすべて対応しているという。また、原産国表示やバイオテロリズム法関連の機能は、生産者、入荷日、梱包形態、配送業者、運転手名などの情報のほか、入荷から出庫までのロット管理も可能。そのほか、返品時の入荷処理機能や、GTIN(Global Trade Item Number)&Sunrise 2005準拠のバーコード管理/作成機能、米SSAグローバルのERP(Enterprise Resource Planning)ソフト『SSA BPCS』との連携機能などを搭載する。

代表取締役社長の細井洋一氏
代表取締役社長の細井洋一氏
発表会に出席した同社代表取締役社長の細井洋一氏は「米SSAグローバルが、プロセス系に強いERPパッケージである『SSA BPCS』を提供し、2003年に買収したオランダのバーン(Baan)社のERPパッケージは、主に組み立て系に強い。これらの買収により生産管理から販売管理や工場から倉庫、顧客までをすべて管理できる」と、同社の強みを説明した。さらに同氏は「専門の営業、プリセールスコンサルタントを擁する“ストラテジックソリューション本部”を設置して他社と差別化を図りたい」と、今後の戦略を説明した。

対応OSは、Windows 2000、AIX 5.2、HP-UX 11i、Solaris 9。データベースサーバーはMicrosoft SQL Server 2000、Oracle 9i、DB2 UDB 8.1。価格は見積もりとなり、価格は数千万円から。



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