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インタービデオ、統合マルチメディア管理ソフト『InterVideo MediaOne』を25日に発売

2005年02月01日 15時35分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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インタービデオジャパン(株)は1日、同社のビデオ編集ソフトや画像管理ソフト、CD/DVDライティングソフト、ならびに日本では未発売のHDDバックアップユーティリティーソフトなどを集約した統合マルチメディア管理ソフト『InterVideo MediaOne(インタービデオ・メディアワン)』を25日に出荷開始すると発表した。価格は1万1550円。インタービデオの各製品(プレインストール済みのOEM版を含む)からのアップグレード/乗り換え版も用意されており、価格は8379円。

掲載当初、18日出荷開始と記載しておりましたが、正しくは25日発売開始となります。お詫びして訂正いたします。
統合マルチメディア管理ソフト『InterVideo MediaOne』のコンセプト
統合マルチメディア管理ソフト『InterVideo MediaOne』のコンセプト

MediaOneは、同社がこれまでに個別ソフトで提供(発売)している

  • ビデオ編集・再生(WinDVD、WinDVD Creator)
  • 写真の編集・管理(PhotoAlbum)
  • オーディオCD・MP3ファイルの作成(DVDCopy、Disc Master)
  • データCD/DVDの作成・バックアップ(DVDCopy、DiscMaster)
  • HDDのバックアップ・リストアー(Smart BackUp)
  • パケットライト/ディスクラベル印刷(DiscLabel)

という6つの機能を集約し、ユーザーが目的から必要なソフト・機能を呼び出せるランチャーを搭載した統合マルチメディア管理ソフト。

米インタービデオ社のマーケティング担当バイスプレジデントのマイク・リン氏
米インタービデオ社のマーケティング担当バイスプレジデントのマイク・リン氏

発表に先駆けて製品説明のために来日した、米インタービデオ(InterVideo)社のマーケティング担当バイスプレジデントのマイク・リン(Mike Ling)氏によると、「構想としては2003年くらいから暖めていたもの。当時は“WinDVD Creator”という製品を準備していたが、その頃からデジタルビデオのフォーマットが多数存在し、ツールもさまざま濫立し、ユーザーが迷ってしまうという意見があった。インタービデオではその後もキーコンポーネント(各種CD/DVD関連ツール)を開発・準備してきたが、今は“プロダクティビティー”(製品単体の機能性)ではなく“ユーティリティー”(目的にあわせた複合的な機能の使いやすさ)が重要になったと考え、本製品を既存のソフトのフラッグシップとなるべく開発した」と語った。

MediaOneのユーザーインターフェース MediaOneに含まれる7つのアプリケーション
MediaOneのユーザーインターフェースMediaOneに含まれる7つのアプリケーション

インターフェースとしては、メイン画面にユーザーの目的を項目別に分類し、左サイドにはアプリケーションのショートカットのほか、“最近使ったプロジェクト”(複数ファイルをまとめて書き込み準備したものや、編集・管理したビデオ/写真データ群など)、“お気に入り”(メニューの中から頻繁に使うものをドラッグ&ドロップで登録してすばやく呼び出せる)をリスト表示している。これにより、「以前行なった一連の操作をベースに、手順や対象となるファイルだけを変更する、といったユーザーがよく行なう使い方にも対応できる」としている。

なお、収録した各ソフトは、WinDVDなら基本的なDVD再生機能のみでDTS/Dolby Digital 5.1ch再生、DVD-Audio、WMV-HDなどに非対応の“Silver”相当、WinDVD CreatorはDVD-VRの編集、DV→MPEG-2へのダイレクトレコーディングをサポートするなど“Platinum”相当など、機能の多寡が異なる。これは発売する各国/地域のユーザーニーズに合わせて変更している。なお、ユーザーがすでにPlatinum相当のパッケージをインストールしている環境に後からMediaOneをインストールした場合は、より多機能な製品のほうが有効になるという(インストール時に必要な機能/ソフトのみを選択することもできる)。

国内初登場となるHDDバックアップソフトSmart BackUpは、ドライブまるごとのほか、ファイル/フォルダー単位や、特定アプリケーションのデータのバックアップ/リストアーも可能
国内初登場となるHDDバックアップソフトSmart BackUpは、ドライブまるごとのほか、ファイル/フォルダー単位や、特定アプリケーションのデータのバックアップ/リストアーも可能

MediaOneで国内初登場となるインタービデオのHDDバックアップユーティリティー“Smart BackUp”は、ドライブを指定してのバックアップ/リストアーのほか、ファイル単位/フォルダー単位のバックアップ、Internet Explorerの“お気に入り”や“Coockie”、Outlook Express/Outlookのアドレス帳/送受信メール、およびアンチウイルスソフト(“Norton AntiVirus”/“マカフィー(McAfee)”/“PC-Cillins”に対応し、ウイルスバスターは未対応)の更新情報のバックアップ/リストアーにも対応し、OSの再インストールやパソコンの買い替えなどに威力を発揮するという。なお、Smart BackUp単体での販売は今のところ予定していない。

対応フォーマットは、ビデオがAVI/MPEG-1/MPEG-2/ASF、DVR-MS(入力のみ)、MPEG-4/WMV(出力のみ)。オーディオはWAV/MP3/WMA。静止画はJPEG/BMP/PNG/TIF/PCX/PSD/WMF。対応OSはWindows 2000/XP。動作環境は、CPUがCeleron-800MHz以上(Pentium 4-1.60GHz以上を推奨)、メモリー128MB以上(256MB以上を推奨)、HDDは150MB以上(毎分7200回転以上の高速モデルを推奨)、WMDドライバーを持つPCI/AGPスロット用TVチューナーカードもしくはOCHI準拠のIEEE 1394インターフェース(DVカメラ接続時)。

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