星野金属工業(ソルダム)から発売されているPentium M対応キューブ型ベアボーンPC「PANDORA RHAPSODY」。一辺が185mmの完全な立方体(キューブ)となっており、小型かつスタイリッシュなデザインが印象的だ。同製品には40mm角のCPUファンが付属しており、電源にはAC電源を使用するため、組み上げて稼動させたときの騒音源はこのCPUファンのみ。静粛性も期待できそうだ。
以前、同様の製品として、Pentium 4対応のキューブ型ベアボーンPC「PANDRA Dino」が同社から販売されていたが、こちらは一辺が229mmと今回の製品とは比べものにならないほど大きい。また、デザイン・塗装に関して洗練された製品をリリースする同社だが、今回の製品はフロントパネルにミラーを配置したり、スロットインタイプの薄型ドライブを採用するなど、立方体の持つ幾何学的な美しさを壊さない配慮が随所に見られる。今回はそれらのポイントを写真で紹介していこう。なお、この製品の詳細については近日公開の予定だ。
デザインやインターフェイス
ケースは一辺が185mmの立方体。フロントパネルはクリアパネルと鏡面パネルを組み合わせ、しかも少しずつ厚さを変えているというユニークなデザイン。光学ドライブにはスロットインタイプが使用されており、その挿入口が前面中央に開いている。
カラーは今回紹介するシルバーメタリックと、フロントのシルバー部分がブラックに変更されたブラックメタリックの2種類 | フロントパネルには鏡面パネルを2枚使用している | 立方体の幾何学的な美しさを壊さないように、光学ドライブはスロットインタイプを使用 |
ディスクの左したにある突起がイジェクトボタン | 光学ドライブのスロットはフロントパネルの中央に配置されている | 本体側面には通気口が用意されている |
背面の様子 | インターフェイス部分 | ACアダプタ(80W)で動作する |
「PANDORA RHAPSODY」を開けてみる
スロットインタイプの光学ドライブは標準装備。DVD-RAMの書き込みにも対応するPanasonic製だ。ドライブベイは着脱が可能な構造で、組み立てがしやすくなっている。
HDDを取り付けるマウント部分を取り外す | ドライブを取り外したところ | ドライブはこのようにコの字型のフレームで固定されている |
ノートPC用のスリムドライブにIDE変換基板を取り付けている | ドライブの背面。40ピンのIDEケーブルを接続できるようになっている | 変換基板を外したところ |
Pentium M対応Mini-ITXマザーボード「LV-671 NSMP」
Pentium Mに対応するCOMMELL製Mini-ITXマザー、「LV-671 NSMP」。チップセットは“i855GM(+ICH4)”となっている。
COMMELL製Mini-ITXマザーボード「LV-671 NSMP」 | マザーボードを正面左側から覗いた様子 | メモリスロットはDDR333対応のものが1本用意されている |
PCI対応のライザカードが搭載されている | ライザカードを外したところ | チップセットは“i855GM(+ICH4)”という構成 |
mini-PCIスロットも用意されており、無線LANカードを装着することも可能 | CPUファンの騒音値は23dB。このベアボーンPCでは、唯一のファンとなる | CPUファンを取り外したところ |