BTXフォームファクタのマザーボードを搭載するというShuttle製LGA775対応キューブ型ベアボーンPC「SB86i」のサンプル版が登場した。
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キューブ型ベアボーンPCとして始めてBTXフォームファクタのマザーボードを搭載する「SB86i」 |
「SB86i」は、キューブ型ベアボーンPCとして始めてBTXフォームファクタのマザーボードを搭載するのが特徴の製品。写真のように、フロントパネルの側面から吸気するCPUクーラーを備え、ケースの前後方向に風を通して内部全体を冷却する仕組みとなっている。BTXフォームのマザーを採用したためか、ケースを含めた全体のサイズが195(H)×240(W)×375(D)mmと、従来の同社製キューブ型ベアボーンと比べると奥行きが少々長めとなる。
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BTXフォームファクタのマザーを採用したためだろうか、奥行きが従来の同社製キューブ型ベアボーンと比べると少々長め |
フロントパネルは5インチベイがあるのみのシンプルなデザインで、上部の横に長いLEDは電源ON時に青く光るほか、HDDのアクセスランプも兼ねている。またフロントパネル左側にはUSB 2.0やIEEE1394などのアクセスポートを、右側には8in1対応のカードリーダ/ライタを装備。ドライブベイは5インチ×1、3.5インチ×2という構成だ。
BTXフォームファクタのマザーボードは同社製“i915G+ICH6R”搭載の「FB86」。拡張スロットの構成はPCI Express x16/PCIがそれぞれ1、DDR DIMM×2となり、VGAや8チャンネルサウンド、ギガビットイーサネット、IEEE1394、Serial ATA RAIDを4ポートがオンボード。なお、標準で搭載する電源は275Wタイプとなるようだ。発売日は未定だが、メーカーによると予価は3万8745円。現在、TWOTOP秋葉原本店で展示中だ。
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BTX仕様のCPUクーラー。前面から吸気し、背面に排気する仕組みだ | アクセスポートやカードリーダ/ライタをサイドに配することで、フロントはシンプルなデザインとなっている |
