デル(株)は13日、自社ブランドの携帯情報端末(PDA)“Axim(アクシム) ”の新製品としてWindows Mobile 2003 Second Edition日本語版を搭載したPocket PC『Axim X50』と『Axim X50v』の2モデルを発表した。同日付けで販売を開始する。価格は、『Axim X50』が4万4800円、『Axim X50v』が5万4800円。
『Axim X50』 |
『Axim X50』は、CPUにインテルPXA270-520MHzを採用し、メモリーは64MBのSDRAMと128MBのフラッシュROMで、ディスプレーはQVGA対応の3.5インチ半透過型TFT液晶パネル(240×480ドット/6万5536色表示)を搭載する。インターフェースは、赤外線(IrDA 1.2)ポート、クレードル/同期用ケーブル接続ポート、ヘッドホン端子を装備し、マイクとスピーカーを内蔵。無線通信機能はIEEE 802.11b準拠の無線LAN(ON/OFFボタン搭載)とBluetoothを搭載する。カードスロットはSDIO NOW!に対応したSDカードスロットとCFスロットを搭載する。本体サイズは幅73×奥行き16.9×高さ119mm、重量は167g。黒とシルバーを基調としたデザインが採用されている。電源は着脱可能なリチウムイオン充電池(標準バッテリーは1100mAh)を利用し、約8時間の駆動が可能。アプリケーションとして、予定表や手書きメモ、ボイスレコーダー、Pocket Excel、Windows Media Player 10など、各種ツールが内蔵されている。製品には、USB接続ケーブル、ACアダプター、コンパニオンCD、スタイラス(1本)、スリップオンケース、リチウムイオンバッテリー、充電用プラグなどが付属する。24時間年中無休のテクニカルサポートと1年間の交換サービスが付属する。
『Axim X50v』 |
『Axim X50v』は、プロセッサーがPXA270-624MHz、TFT液晶パネルが3.7インチの480×640ドット(VGA)となる上位モデル。グラフィックスアクセラレーターとして、インテル2700Gマルチメディアアクセラレーター(ビデオメモリーは16MB)を搭載し、OpenGL ESやモバイル向けのJSR 184などの標準的な3D APIをサポートするのが特徴。重量は175gとなる。USBケーブルの代わりにUSBクレードルが付属する。
同社では、単体で販売するほか、個人向けノートパソコン“Inspiron(インスパイロン)”やデスクトップパソコン“Dimension(ディメンション)”と組み合わせて販売する。