このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

富士通、“FMV-DESKPOWER”シリーズのデスクトップ新製品を発表――TV表示の高画質化を中心にAV機能を強化

2005年01月05日 12時02分更新

文● 編集部 小西利明

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷
FMV-DESKPOWER H H70K9V H70K7V
FMV-DESKPOWER H H70K9VH70K7V

液晶ディスプレーが付属する省スペースデスクトップパソコン“FMV-DESKPOWER H”シリーズはラインナップが整理され、2機種が発表された。DVDレコーダーのような外見の本体は、写真のような横置きだけでなく、スリムタワー型パソコンのように縦置き配置も可能である。

新製品の大きな特徴は、まず全製品の付属ディスプレーに独立したTVチューナーが内蔵され、Windowsを起動せずにTVを視聴できるインスタントテレビ機能に対応した点が挙げられる。パソコン側にもTVチューナーが搭載されているので、パソコン側で録画しながら、液晶ディスプレー側のTVチューナーで他のチャンネルを見ることができる。上位機種『H70K9V』には19インチSXGA液晶ディスプレーが、『H70K7V』には17インチSXGA液晶ディスプレーが付属する。高画質化機能としてパソコン側のTVチューナーには3次元Y/C分離やゴーストリダクションが、液晶ディスプレー側には高画質I/P変換処理が搭載されている。なお付属ディスプレーは専用コネクタで接続されるため、他のパソコンには転用できない。

ハードウェアスペックも強力だ。CPUにはAthlon 64 3000+を搭載するほか、内蔵チップセットにはカナダATIテクノロジーズ社の『RADEON XPRESS 200』を採用。グラフィックス機能はTシリーズやLXシリーズをしのぐ性能を発揮する。2層式DVD+R対応のDVDスーパーマルチドライブ(2層式DVD+R 2.4倍速書き込み、DVD+R 12倍速書き込み、DVD-R 8倍速書き込みなど)も標準搭載する。またH70K9Vは200GB+250GB、H70K7Vは160GB+200GBのダブルHDD(RAID構成ではない)を搭載し、DESKPOWERシリーズでは最大級のHDD容量を誇る。ギガビットEthernet(1000BASE-T)に対応したLAN端子を備えるのも、DESKPOWERシリーズではHシリーズだけだ。本体にはD2対応のコンポーネント映像出力端子を備えているので、録画済みビデオやDVDをD端子搭載TVに出力できる。

搭載するインターフェース類は、USB 2.0×4(前面2、背面2)、IEEE 1394(S400、4ピン)、10/100/1000BASE-T、コンポーネント出力(D2映像)端子、Sビデオ出力端子、光デジタルオーディオ出力端子(角型)、V.90モデム用モジュラージャックなど。またメモリーカード用スロットとして、PCカード(Type II)×2、SDカード/メモリースティック兼用スロット×1を備える。本体サイズは幅446mm×奥行き410mm×高さ102mm(横置き時)。重量は約12kg。

予想実売価格はH70K9Vが29万円前後、H70K7Vが25万円前後。

FMV-DESKPOWER Hの主なスペック

H70K9V
Athlon 64 3000+/512MBメモリー/RADEON XPRESS 200内蔵グラフィックス/200+250GB HDD/2層式DVD+R対応DVDスーパーマルチドライブ/19インチSXGA液晶ディスプレー/Windows XP Home Edition SP2/Office Personal Edition 2003付属
29万円前後
H70K7V
Athlon 64 3000+/512MBメモリー/RADEON XPRESS 200内蔵グラフィックス/160+200GB HDD/2層式DVD+R対応DVDスーパーマルチドライブ/17インチSXGA液晶ディスプレー/Windows XP Home Edition SP2/Office Personal Edition 2003付属
25万円前後

上位機種は新筐体でパワーアップ FMV-DESKPOWER CEシリーズ

FMV-DESKPOWER CE CE70K9 CE55K7 Media Center 2005搭載
FMV-DESKPOWER CE CE70K9CE55K7 Media Center 2005搭載
CE50K7/M MediaDrive付属モデル
CE50K7/M MediaDrive付属モデル

FMV-DESKPOWERシリーズの中でも、オーソドックスな構成のスリムタワー型デスクトップパソコンが“FMV-DESKPOWER CE”シリーズだ。縦置きのスリムタワー筐体と、液晶ディスプレーがセットになった製品である。製品バリエーションも豊富で、8機種もの製品が用意されている。全機種とも付属ディスプレーは専用コネクターで接続されるため、他のパソコンには転用できない。

CEシリーズの中でも注目なのは、ハイスペックモデルの『CE70K9』『CE70K7』の2機種だ。他のCEシリーズより一回り大きい筐体(サイズは後述)を採用し、新CPUと新チップセットの搭載を可能にした。まずCPUにはPentium 4 540-3.20GHzを搭載。高いクロック周波数と1MBの内蔵2次キャッシュメモリーにより、DESKPOWERシリーズ最高のCPU性能を誇る。チップセットにはデュアルチャネルDDR2メモリーに対応したIntel 915GVチップセットを採用した。搭載メモリーもDDR2-533のメモリーを、デュアルチャネルで合計512MB搭載している。グラフィックス機能もIntel 915GV内蔵の機能を使用していて、チップセット統合型のグラフィックス機能としては高い性能を発揮する。ちなみにIntel 915シリーズはPCI Expressに対応することでも知られたチップセットだが、残念ながらCEシリーズにはPCI Express対応の拡張スロットは用意されていない。
内蔵HDDはシリアルATA対応の250GB HDDで、Ultra ATA 100対応HDDを搭載する他のCEシリーズより、HDDも高速となっている。2層式DVD+R対応のDVDスーパーマルチドライブ(2層式DVD+R 2.4倍速書き込み、DVD+R 12倍速書き込み、DVD-R 8倍速書き込みなど)も標準搭載する。付属の液晶ディスプレーは、CE70K9が19インチXGA、CE70K7が17インチSXGAとなっている。

バリエーション豊富なシリーズのため、ハードウェア仕様も細かく異なる。『CE55K7/C』はDESKPOWERシリーズで唯一、OSにWindows XP Media Center Edition 2005を採用した製品だ。そのため付属リモコンも他のCEシリーズと異なり、Media Center 2005用のリモコンとなっている。CPUにはAthlon 64 3000+、チップセットにはnForce3 150を採用。512MBのメモリーを標準搭載し、グラフィックス機能としてGeForce FX Go 5200をオンボードで搭載する。
またCE55のみ、内蔵TVチューナーの高画質化機能に、3次元Y/C分離やゴーストリダクション、タイムベースコレクター、プログレッシブ表示機能を備えている(他のCEシリーズはタイムベースコレクターとプログレッシブ表示機能のみ)。内蔵HDD容量は250GB。一方でCE55の内蔵するDVDスーパーマルチドライブ(DVD±R 8倍速書き込み、DVD±RW 4倍速書き込みなど)は、CEシリーズでは唯一2層式DVD+Rに対応していない。

上記3機種以外のCE50シリーズは、本体はほぼ同様のハードウェア構成となっている。CPUにはAthlon 3200+を搭載。チップセットは台湾Silicon Integrated Systems社製のグラフィックス内蔵チップセットSiS741LVを採用する。光ディスクドライブは、CE70シリーズと同じ2層式DVD+R対応のDVDスーパーマルチドライブを内蔵している。標準搭載メモリーは512MB、HDD容量は250GB、付属ディスプレーは17インチSXGA液晶ディスプレー。CEシリーズのローエンドモデルである『CE50K5』のみ、メモリー256MB、HDD容量200GB、15インチXGA液晶ディスプレーとなっている。

CE50のうち『CE50K7/S』には、200GB HDDを内蔵して、インターネットに自分のホームページやコンテンツを公開できるホームサーバー『FMVステーション FMVST-101』(IEEE 802.11b/g機能内蔵)が標準添付される。また『CE50K7/M』にはネットワークメディアプレーヤー『MediaDrive』が付属していて、ネットワーク経由でCE50K7/Mと接続することで、パソコン内に貯め込んだビデオ(MPEG-1/2)やオーディオ(MP3/WMA/WAV/Dolby Digital)、静止画(JPEG)などを家庭用TVの大画面で楽しめる。MediaDrive用のリモコンも付属する。

搭載するインターフェース類は、CE70シリーズがUSB 2.0×6(前面2、背面4)、IEEE 1394(S400、4ピン)、10/100BASE-TX、光デジタルオーディオ出力端子(角型)、V.90モデム用モジュラージャックなど。本体サイズは幅99mm×奥行き381mm×高さ379mm(スタンド含まず)。重量は約10.5kg。
CE55、CE50シリーズが搭載するインターフェース類は、USB 2.0×5(前面1、背面4)、IEEE 1394(S400、4ピン)、10/100BASE-TX、光デジタルオーディオ出力端子(角型)、V.90モデム用モジュラージャックなど。本体サイズは幅92mm×奥行き378mm×高さ351mm(スタンド含まず)。重量は約8.5kg。またメモリーカード用スロットとして、全機種がPCカード(Type II)×2、SDメモリーカード/メモリースティック兼用スロット×1を備える。予想実売価格は下記スペック表を参照のこと。

FMV-DESKPOWER CEの主なスペック

CE70K9
Pentium 4 540-3.20GHz/512MBメモリー/Intel 915GV内蔵グラフィックス/250GB HDD/2層式DVD+R対応DVDスーパーマルチドライブ/19インチSXGA液晶ディスプレー/Windows XP Home Edition SP2/Office Personal Edition 2003付属
27万円前後
CE70K7
Pentium 4 540-3.20GHz/512MBメモリー/Intel 915GV内蔵グラフィックス/250GB HDD/2層式DVD+R対応DVDスーパーマルチドライブ/17インチSXGA液晶ディスプレー/Windows XP Home Edition SP2/Office Personal Edition 2003付属
24万円前後
CE55K7/C
Athlon 64 3000+/512MBメモリー/GeForce FX Go 5200/250GB HDD/DVDスーパーマルチドライブ/17インチSXGA液晶ディスプレー/Windows XP Media Center Edition 2005/Office Personal Edition 2003付属
25万円前後
CE50K9
Athlon 64 3200+/512MBメモリー/SiS741LV内蔵グラフィックス/250GB HDD/2層式DVD+R対応DVDスーパーマルチドライブ/19インチSXGA液晶ディスプレー/Windows XP Home Edition SP2/Office Personal Edition 2003付属
24万円前後
CE50K7/S
Athlon 64 3200+/512MBメモリー/SiS741LV内蔵グラフィックス/250GB HDD/2層式DVD+R対応DVDスーパーマルチドライブ/17インチSXGA液晶ディスプレー/Windows XP Home Edition SP2/Office Personal Edition 2003付属/FMVステーション付属
25万5000円前後
CE50K7/M
Athlon 64 3200+/512MBメモリー/SiS741LV内蔵グラフィックス/250GB HDD/2層式DVD+R対応DVDスーパーマルチドライブ/17インチSXGA液晶ディスプレー/Windows XP Home Edition SP2/Office Personal Edition 2003付属/MediaDrive付属
23万5000円前後
CE50K7
Athlon 64 3200+/512MBメモリー/SiS741LV内蔵グラフィックス/250GB HDD/2層式DVD+R対応DVDスーパーマルチドライブ/17インチSXGA液晶ディスプレー/Windows XP Home Edition SP2/Office Personal Edition 2003付属
20万5000円前後
CE50K5
Athlon 64 3200+/256MBメモリー/SiS741LV内蔵グラフィックス/200GB HDD/2層式DVD+R対応DVDスーパーマルチドライブ/15インチXGA液晶ディスプレー/Windows XP Home Edition SP2/Office Personal Edition 2003付属
18万円前後

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

最新記事

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン