VAIO type V VGC-V203RB | VGC-V173B |
人気のワイド液晶ディスプレー一体型デスクトップパソコン“VAIO type V”シリーズは、17インチワイドモデルのカラーリングが変わり、つややかなホワイトになった。従来のブラックカラーは20インチワイドモデルのみとなる。また全機種が2層式DVD+R対応のDVDスーパーマルチドライブ(2層式DVD+R 2.4倍速書き込み、DVD±R 8倍速書き込み)を内蔵した。TV/DVD表示を高画質化するハードウェア高画質化エンジン“Motion Reality”を備える(VGC-V173EBのみ未搭載)点は従来どおりの特徴である。
上位機種に位置づけられる20インチワイドモデルはラインナップが整理され、ハイスペック志向の『VGC-V203RB』1機種となった。CPUはPentium 4-3.20E GHzに強化されたほか、標準搭載メモリーは512MB、250GB HDDを内蔵する。液晶ディスプレーの解像度はWXGA(1280×768ドット)である。またV203RBだけは、パームレスト部にタッチパッドを内蔵した赤外線ワイヤレスキーボードが付属している。
リーズナブルな価格の17インチワイドモデルは2製品がラインナップされる。いずれもカラーはホワイトだ。液晶ディスプレーの解像度はどちらもWXGA(1280×768ドット)。『VGC-V173B』は標準搭載メモリーが512MB、内蔵HDD容量は250GB。高画質化エンジンMotion Realityを搭載する。一方の『VGC-V173EB』はより低価格を志向した製品で、標準搭載メモリーが256MB、内蔵HDD容量は200GB。Motion Realityは搭載しない。CPUはいずれもCeleron D 335-2.80GHzを搭載。またチップセットとグラフィックスは、20インチワイドモデル、17インチワイドモデル共にIntel 865GVチップセットを使用している。
搭載するインターフェース類は各機種共通で、USB 2.0×4(右側面2、背面2)、i.LINK(S400、4ピン)×2(右側面1、背面1)、光デジタルオーディオ出力端子(角型)、10/100BASE-TX、V.92モデム用モジュラージャックなど。またメモリーカード用スロットとして、PCカード Type II、メモリースティックスロット(標準/Duoサイズ、メモリースティックPRO対応)をそれぞれ1つずつ備える。本体サイズは20インチワイドモデルの場合、幅551mm×奥行き288mm×高さ442mmで、重量は約14.6kg。17インチワイドモデルは幅484mm×奥行き288mm×高さ398mmで、重量は約13kg(いずれも本体直立時)。
予想実売価格はVGC-V203RBが30万円前後、VGC-V173Bが22万円前後、VGC-V173EBが19万円前後。
VAIO type Vの主なスペック
- VGC-V203RB
- Pentium 4-3.20E GHz/512MBメモリー/Intel 865GV内蔵グラフィックス/250GB HDD/2層式DVD+R対応DVDスーパーマルチドライブ/20インチWXGA液晶ディスプレー/Windows XP Home Edition SP2/Office Personal Edition 2003付属
- 30万円前後/15日発売予定
- VGC-V173B
- Celeron D 335-2.80GHz/512MBメモリー/Intel 865GV内蔵グラフィックス/250GB HDD/2層式DVD+R対応DVDスーパーマルチドライブ/17インチWXGA液晶ディスプレー/Windows XP Home Edition SP2/Office Personal Edition 2003付属
- 22万円前後/15日発売予定
- VGC-V173EB
- Celeron D 335-2.80GHz/256MBメモリー/Intel 865GV内蔵グラフィックス/200GB HDD/2層式DVD+R対応DVDスーパーマルチドライブ/17インチWXGA液晶ディスプレー/Windows XP Home Edition SP2/Office Personal Edition 2003付属
- 19万円前後/15日発売予定
鮮やかなブライトブルーの新色登場
VAIO type M
VAIO type M VGC-M51B/L 新色ブライトブルーのモデル |
プライベートユースを重視したワイド液晶ディスプレー一体型デスクトップパソコン“VAIO type M”シリーズは、基本性能が向上した3機種が発表された。TVチューナー内蔵モデルには、“ブライトブルー”と名付けられた明るく鮮やかなブルーのカラーリングの製品『VGC-M51B/L』もラインナップされている。付属するマウスも同系色で、パソコンらしからぬ華やかなカラーリングとなっている。
従来製品から続く特徴として、type Mシリーズはコンパクトさを重点に置いたデザインをしている。本体手前のキーボードを液晶側に折りたたむと、奥行きはわずか約20cm(205mm)。幅も約482mm、高さ約279mm(液晶最大傾斜時)、重量は約9kgと、液晶一体型でキーボードも一体となったデスクトップとしてはかなりコンパクトだ。キーボードをたたむと液晶ディスプレーの上3分の1ぐらいが顔を覗かせるが、パソコンを起動した状態で折りたたむと、この部分に表示される付属ソフト『SoundFLOW(サウンドフロー)』が起動して、音楽再生などを行なえる。3W+3Wのステレオスピーカーを内蔵するだけでなく、5Wのサブウーファー“ダイナミクスウーファー”を本体に内蔵しており、低音の再生に優れるなどオーディオ用途にも適した製品でもある。
TVチューナーを内蔵する『VGC-M51B/W(ホワイト)、/L(ブライトブルー)』と、内蔵しない『VGC-M31B/W』がラインナップされている。TVチューナーモデルでは、内蔵HDD容量が200GB、統合AVソフト『Do VAIO』用の赤外線リモコンが付属する。M31B/WのHDD容量は160GBである。CPUのCeleron-2.70GHz、標準搭載メモリー256MB、2層式DVD+R対応のDVDスーパーマルチドライブ(2層式DVD+R 2.4倍速書き込み、DVD±R 8倍速書き込み)内蔵といった仕様は同一だ。搭載するワイド液晶ディスプレーは15.4インチサイズで、WXGA(1280×800ドット)の解像度を持つ。
また同社の直販ウェブサイト“ソニースタイル”では、CPUにより高速なHT対応モバイルPentium 4 538-3.20GHz、標準搭載メモリー512MB、HDD容量は250GBのTVチューナー内蔵モデル『VGC-M71/S』も販売される。カラーリングはシルバーで、この色はソニースタイルモデル限定である。CPUやメモリー、HDD容量以外の仕様はM51Bシリーズと同じ。
搭載するインターフェース類は、USB 2.0×5(左側面2、背面3、背面の1つはマウス専用)、i.LINK、10/100BASE-TX、V.92モデム用モジュラージャックなど。メモリーカード用スロットとして、PCカード Type II、メモリースティックスロット(標準/Duoサイズ、メモリースティックPRO対応)を1つずつ備える。その他のスペックについては下記参照のこと。
予想実売価格はVGC-M51B/W、/Lが18万円前後、VGC-M31B/Wが16万円前後。VGC-M71/Sについては約19万円と想定されている。
VAIO type Mの主なスペック
- VGC-M51B/W、L
- Celeron-2.70GHz/256MBメモリー/SiS661FX内蔵グラフィックス/200GB HDD/2層式DVD+R対応DVDスーパーマルチドライブ/15.4インチWXGA液晶ディスプレー/Windows XP Home Edition SP2/Office Personal Edition 2003付属
- 18万円前後/15日発売予定
- VGC-M31B/W
- Celeron-2.70GHz/256MBメモリー/SiS661FX内蔵グラフィックス/160GB HDD/2層式DVD+R対応DVDスーパーマルチドライブ/15.4インチWXGA液晶ディスプレー/Windows XP Home Edition SP2/Office Personal Edition 2003付属
- 16万円前後/15日発売予定
- VGC-M71/S
- モバイルPentium 4-3.20GHz/512MBメモリー/SiS661FX内蔵グラフィックス/250GB HDD/2層式DVD+R対応DVDスーパーマルチドライブ/15.4インチWXGA液晶ディスプレー/Windows XP Home Edition SP2
- 約19万円/15日発売予定