VAIO type Y
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| VAIO type Y VGN-Y70P |
VAIOのノートパソコンと言えば、ホビー寄りのAV機能が目を引く製品が多いが、モバイル重視のノートはビジネス用途で使われるものも多い。新しいB5サイズモバイルノート“VAIO type Y”シリーズは、ビジネス用途に特化したシンプルなノートパソコンである。
“ビジネス向けモバイルノートに重要なのは、モバイル性能とコストパフォーマンス”と割り切り、type Yは機能を絞った製品となっている。まず最近のノートパソコンには珍しく、光ディスクドライブを搭載しない。ビジネス用途では不要なことも多いためだ。12.1インチのXGA液晶パネルをディスプレーに採用し、重量は約1.69kgと軽めに抑えている。バッテリー駆動時間は付属のバッテリーで約5時間。オプションの『リチャージャブルバッテリーパック VGP-BPL2』(ソニースタイル価格4万1790円)を使うと、約8時間のバッテリー駆動が可能になる。一方でモバイルノートでもCPU性能を要求する声は高いという判断から、CPUにはモバイルノートとしては高速なPentium M 725-1.60GHzを採用している。OSはもちろんWindows XP Professionalだ。
幅285.7mm、奥行き247.8mm、高さ24.9～35.8mmのコンパクトなボディーだが、キーボードのキーピッチは約18mmを確保し、小型ボディーでも操作の快適さを実現している。その他の仕様にも派手な要素はないが、ビジネス向けらしく手堅くまとまった構成となっている。ビジネス用途とはいえ、VAIOシリーズ共通の統合AVソフト『Do VAIO」や静止画管理/加工ソフト『Picture Gear Studio』などが標準で付属している点は、VAIOらしいと言えようか。
搭載するインターフェース類は、USB 2.0×2、i.LINK(S400、4ピン)、10/100BASE-TX、外部アナログディスプレー端子、V.92モデム用モジュラージャックなど。またカードスロットとしてPCカード Type II×1と、メモリースティックスロット(標準/Duoサイズ対応、メモリースティックPRO対応)を備える。
type Yは店頭売りモデル『VGN-Y70P』に加えて、法人向け販売モデル“ビジネスパーソナルモデル”も用意されている(ソニースタイルモデルはない)。ビジネスパーソナルモデルでは店頭売りモデルとほぼ同等のスペックの『VGN-Y90PSY2』と、CPUにPentium M 745-1.80GHz、標準搭載メモリー512MBの上位機種『VGN-Y90PSY1』の2機種がラインナップされている。Intel 855GMEチップセットや12インチXGA液晶パネル、IEEE 802.11b/g無線LAN対応などの基本仕様は全機種共通だ。その他のスペックについては、下記参照。価格はVGN-Y70Pがオープンプライスで、予想実売価格は17万円前後。ビジネスパーソナルモデルはVGN-Y90PSY2が約16万5000円から、VGN-Y90PSY1が約19万円から。またtype Yのキャリングポーチ『VGP-CP4』(予想実売価格4000円前後)も同時に発売される。
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| type Y用キャリングポーチの『VGP-CP4』。右側の小袋はACアダプター用ケース |
VAIO type Yの主なスペック
- VGN-Y70P
- Pentium M 725-1.6GHz/256MBメモリー/Intel 855GME内蔵グラフィックス/60GB HDD/12.1インチXGA液晶ディスプレー/Windows XP Professional SP2
- 17万円前後/22日発売予定
- VGN-Y90PSY1
- Pentium M 745-1.8GHz/512MBメモリー/Intel 855GME内蔵グラフィックス/40GB HDD/12.1インチXGA液晶ディスプレー/Windows XP Professional SP2
- 約19万円から/22日発売予定
- VGN-Y90PSY2
- Pentium M 725-1.6GHz/256MBメモリー/Intel 855GME内蔵グラフィックス/40GB HDD/12.1インチXGA液晶ディスプレー/Windows XP Professional SP2
- 約16万5000円から/22日発売予定
