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NEC、17インチワイド液晶ディスプレーを内蔵するフラッグシップ・ノートパソコン“LaVie TW”など“LaVieシリーズ”2005年春モデルを発表

2005年01月06日 11時03分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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『LaVie T LT900/BD』
TVチューナー搭載ノート『LaVie T LT900/BD』

LaVie T
(15.4インチWXGA液晶ディスプレー&TVチューナー搭載のTVノート)

LT900/BD
Pentium M 730-1.60GHz/ATI MOBILITY RADEON 9100 IGP/512MBメモリー&約80GB HDD&DVD+R DL対応“DVDスーパーマルチドライブ”内蔵/TVチューナー&ハードウェアMPEG-2エンコーダー内蔵/15.4インチWXGA液晶ディスプレー内蔵
23万円前後 今月中旬出荷予定

新モデル“LaVie TW”とともに、TVノートの一翼を担う“LaVie T”は、TV表示の高画質化を図るとともに、CPUの高速化、無線LAN(IEEE 802.11b/g、Super G対応)機能の追加、メモリーを512MBに増加など、細部のスペックアップが図られている。

TV表示の高画質化は、従来から採用する15.4インチWXGA表示液晶パネル“スーパーシャインビューEX液晶”による高輝度・広色度域および広視野角と、画像処理チップによって実現している(デジタルオーバードライブ回路“LRTC”は非搭載)。

上記以外の主なスペックは、CPUにPentium M 730-1.60GHz、チップセットにMOBILITY RADEON 9100 IGPを採用。グラフィックスアクセラレーターはチップセット内蔵機能を利用し、メインメモリーのうち最大128MB共用する。

メインメモリーはPC2700対応DDR SDRAMで、256MBをオンボードに、SO-DIMMスロット×1に256MB搭載してデュアルチャネルに対応し、最大1.2GBまで増設可能(ただし、増設時には512MBを超える領域がシングルチャネルとなる)。HDDは約80GB(UltraATA/100接続)。光ドライブはDVD+R DL対応“DVDスーパーマルチドライブ”で、記録速度はDVD-RAM3倍速/DVD+RW4倍速/DVD+R8倍速/DVD+R DL2.4倍速/DVD-R8倍速/DVD-RW4倍速など。

ネットワーク機能は無線LANのほか、10/100BASE-TX対応のEthernet、V.90対応56kbpsファクスモデムを搭載。インターフェースは、USB 2.0×5/IEEE 1394(4ピン)×1/アナログRGB出力(D-Sub15ピン)/オーディオ入出力(ヘッドフォン端子と共用の光デジタル出力含む)/ビデオ出力(S-Video×1)など。拡張スロットはType II×2(もしくはType III×1)のPCカードスロット、“トリプルメモリースロット”を内蔵する。TVチューナーのスペックはTWと同様で、内蔵HDDでの録画可能時間は高画質モードで約13時間10分。“インスタント機能”も備える。

バッテリーはリチウムイオンタイプで、駆動時間は約2.0時間。消費電力は標準約35W/最大約60W。本体サイズと重量は、幅362×奥行き265×高さ42.2mm/約3.6kg。本体には光学式マウスと赤外線リモコンが付属する。



『LaVie L LL900/BD』 『VALUESTAR L VL770/BD』
LaVie Lの最上位モデル『LaVie L LL900/BD』LaVie LのTVチューナー内蔵モデル『LaVie L LL770/BD』

LaVie L
(TVチューナー搭載モデルを含むA4スタンダードノートパソコン)

LL900/BD
Pentium M 725-1.60GHz/ATI MOBILITY RADEON 9100 IGP/512MBメモリー&約80GB HDD&DVD+R DL対応“DVDスーパーマルチドライブ”内蔵/15インチXGA液晶ディスプレー内蔵
22万円前後 今月中旬出荷予定
LL770/BD
Celeron M 350-1.30GHz/ATI MOBILITY RADEON 9100 IGP/256MBメモリー&約80GB HDD&DVD+R DL対応“DVDスーパーマルチドライブ”内蔵/TVチューナー&ハードウェアMPEG-2エンコーダー内蔵/15インチXGA液晶ディスプレー内蔵
20万円~21万円程度 今月中旬出荷予定
LL750/BD
Celeron M 350-1.30GHz/ATI MOBILITY RADEON 9100 IGP/256MBメモリー&約80GB HDD&DVD+R DL対応“DVDスーパーマルチドライブ”内蔵/15インチXGA液晶ディスプレー内蔵
22万円前後 今月中旬出荷予定
LL550/BD
モバイルAthlon XP-M 2400+-1.80GHz/SiS740/256MBメモリー&約60GB HDD&DVD+R DL対応“DVDスーパーマルチドライブ”内蔵/15インチXGA液晶ディスプレー内蔵
16万円~17万円程度 今月中旬出荷予定
LL350/BD
モバイルAthlon XP-M 2400+-1.80GHz/SiS740/256MBメモリー&約40GB HDD&CD-R/RW&DVD-ROM対応“マルチプレードライブ”内蔵/15インチXGA液晶ディスプレー内蔵
14万円~15万円程度 今月中旬出荷予定

“LaVie L”(5機種)のうち、TVノートは上から2番目にあたる『LL770/BD』で、3.5インチFDDに代えてTVチューナーユニットを内蔵する。こちらもNEC製TVエンコーダーチップを採用して高画質化が図られているが、ゴーストリデューサーのみ省略されている。

このほかの変更点は、CPUの高速化、DVD+R DL対応“DVDスーパーマルチドライブ”搭載モデルの拡充など。CPUは、最上位機種(LL900/BD)がPentium M 725-1.60GHz、上位2機種(LL770/BD、LL750/BD)はCeleron M 350-1.30GHz、下位2機種(LL550/BD、LL350/BD)はAthlon XP-M 2400+。チップセットは上位3機種がMOBILITY RADEON 9100 IGPを、下位2機種は台湾Silicon Integrated Systems社のSiS 740を採用し、グラフィックスアクセラレーターはいずれもチップセット内蔵機能を利用する。

メインメモリーはPC2700対応DDR SDRAMで、最上位機種はLaVie Tと同様512MB(デュアルチャネル対応)、中位2機種は標準256MB(オンボード)で、最大1.2GBまで増設可能。下位2機種はPC2100対応DDR SDRAM256MB(オンボード)で最大768MBまで増設可能となっている。上位3機種はHDDが約80GB(UltraATA/100接続)で、光ドライブはDVD+R DL対応“DVDスーパーマルチドライブ”で、記録速度はDVD-RAM3倍速/DVD+RW4倍速/DVD+R8倍速/DVD+R DL2.4倍速/DVD-R8倍速/DVD-RW4倍速など。下位機種(LL550/BD)はHDDが約60GB、光ドライブは上位3機種と同じDVD+R DL対応DVDスーパーマルチドライブ、最下位機種はHDDが約40GBで、光ドライブはCD-R/RW&DVD-ROM対応コンボドライブを搭載する。

『LaVie L LL550/BD』
Athlon XP-M 2400+搭載の『LaVie L LL550/BD』

ネットワーク機能は上位2機種がIEEE 802.11b/g(Super G対応)の無線LAN機能を内蔵するほか、10/100BASE-TX対応のEthernet、V.90対応56kbpsファクスモデムを搭載。インターフェースは、USB 2.0×4(下位2機種は3)/IEEE 1394(4ピン)×1/アナログRGB出力(D-Sub15ピン)/パラレル(下位2機種はなし)/オーディオ入出力/ビデオ出力(S-Video×1、下位2機種はなし)など。拡張スロットはType II×2(もしくはType III×1)(下位2機種はType II×1)のPCカードスロット、“トリプルメモリースロット”を内蔵する(下位2機種はトリプルメモリースロットなし)。

バッテリーは最上位機種のみリチウムイオンタイプ、そのほか4機種はニッケル水素タイプで、駆動時間は最上位機種が約3.5時間、中位2機種は約0.8時間、下位2機種は約1.4時間。消費電力は上位3機種が標準約39W~40W/最大約60W、下位2機種は約26W/約60W。本体サイズと重量は、上位3機種が幅333×奥行き274.5×高さ39.8mm/約3.6~3.7kg、下位2機種は幅330×奥行き268×高さ36.5mm/約3.2kg。本体には光学式マウスが付属する(LL770/BDのみ赤外線リモコンと受光ユニットが付属)。



『LaVie N LN390/BD』 LaVie Nシリーズは今回1色“フロスティーパール”のみ
AirTVが付属するLaVie Nの上位モデル『LaVie N LN390/BD』LaVie Nシリーズは今回1色“フロスティーパール”のみになった。写真は標準添付の充電スタンドに立てたところ

LaVie N
(12.1インチWXGA液晶ディスプレー搭載のモバイルノート)

LN390/BD
Celeron M 340-1.50GHz/Intel 855GME/256MBメモリー&約80GB HDD&“DVDスーパーマルチドライブ”内蔵/外付けTVチューナー&ハードウェアMPEG-2エンコーダーユニット“AirTV”付属/12.1インチWXGA液晶ディスプレー内蔵
24万円前後 今月中旬出荷予定
LN300/BD
Celeron M 340-1.50GHz/Intel 855GME/256MBメモリー&約60GB HDD&“DVDスーパーマルチドライブ”内蔵/12.1インチWXGA液晶ディスプレー内蔵
19万円前後 今月中旬出荷予定
『LaVie RX LR500/BD』
14.1インチSXGA+表示の高解像度液晶パネルを内蔵するパワフルモバイルノート『LaVie RX LR500/BD』

LaVie RX
(14.1インチSXGA+液晶ディスプレー搭載の高解像度モバイルノート)

LR500/BD
Pentium M 735-1.70GHz/Intel 855PM/256MBメモリー&約80GB HDD&“DVDスーパーマルチドライブ”内蔵/14.1インチSXGA+液晶ディスプレー内蔵
23万円~24万円程度 今月中旬出荷予定

ワイド液晶パネルを内蔵するモバイルノート“LaVie N”(2機種)と、14.1インチSXGA+の高解像度液晶パネルを内蔵するA4モバイルノート“LaVie RX”(1機種)は、CPUなどのスペック強化が主体。LaVie Nは新たに有線/無線LAN経由でTV映像を送信する外付けTVチューナーユニット“AirTV”とのセットモデルが用意され、室内などでのTV視聴が可能になった。

AirTVは、10/100BASE-TX準拠のEthernetもしくはIEEE 802.11a準拠の無線LANを通じて、MPEG-2エンコード(ハードウェア)したTV映像を送信する外付けTVチューナーユニット。本体サイズと重量は、幅42×奥行き220×高さ195mm/約1.4kgで、電源は付属ACアダプターから供給する。消費電力は待機時約6W/最大11W。録画時の設定は、高画質モードで720×480ドット/8Mbps(CBR)から超長時間モードの352×240ドット/1.2Mbps(VBR)、MPEG-1の352×240ドット/1.152Mbps(CBR)まで5種類(ユーザー設定を含む)から選択できる。

LaVie Nの主なスペックは、CPUにCeleron M 340-1.50GHz、チップセットはIntel 855GMEを採用し、グラフィックスアクセラレーターはチップセット内蔵機能を利用する。メインメモリーはPC2700対応DDR SDRAM256MBで、最大2GBまで増設可能。HDDは上位機種(LN390/BD)が約80GB、下位機種(LN300/BD)は約60GB。光ドライブはどちらもDVDスーパーマルチドライブで、記録速度はDVD-RAM2倍速/DVD+RW2.4倍速/DVD+R2.4倍速/DVD-R4倍速/DVD-RW2倍速。

ネットワーク機能はAirTV付属の上位機種がIEEE 802.11a/b/g(Super AG対応)、下位機種はIEEE 802.11b/g(Super G対応)の無線LAN機能を内蔵するほか、10/100BASE-TX対応のEthernet、V.90対応56kbpsファクスモデムを搭載。インターフェースは、USB 2.0×3/IEEE 1394(4ピン)×1/アナログRGB出力(D-Sub15ピン)/オーディオ入出力(光デジタル出力を含む)/ビデオ出力(S-Video×1)など。拡張スロットはType II×1のPCカードスロット、“トリプルメモリースロット”を内蔵する。

バッテリーはリチウムイオンタイプで、駆動時間は約3.0時間。消費電力は標準約17W/最大約60W。本体サイズと重量は、幅298×奥行き202(最短部199)×高さ37.9mm/約2.1kg。本体にはBluetooth接続のマウスが付属する(AirTVモデルのみ、AirTV操作用の赤外線リモコンが付属)。

LaVie RXの主なスペックは、CPUにPentium M 735-1.70GHz、チップセットはIntel 855PMを採用。グラフィックスアクセラレーターはMOBILITY RADEON 9700(AGP接続、グラフィックスメモリー64MB)を搭載。メインメモリーはPC2700対応DDR SDRAM256MBで、最大1.2GBまで増設可能。HDDは約80GB。光ドライブはDVDスーパーマルチドライブで、記録速度はDVD-RAM2倍速/DVD+RW2.4倍速/DVD+R2.4倍速/DVD-R2倍速/DVD-RW2倍速。

ネットワーク機能はIEEE 802.11a/b/g(Super AG対応)の無線LAN、10/100/1000BASE-T対応のGigabit Ethernet、V.90対応56kbpsファクスモデムを搭載。インターフェースは、USB 2.0×3/IEEE 1394(4ピン)×1/アナログRGB出力(D-Sub15ピン)/オーディオ入出力など。拡張スロットはType II×1のPCカードスロット、SDメモリーカードとメモリースティック(PRO)対応の“デュアルメモリースロット”、およびCF TypeI/II対応スロットを内蔵する。

バッテリーはリチウムイオンタイプで、駆動時間は約4.0時間。消費電力は標準約24W/最大約60W。本体サイズと重量は、幅315×奥行き258×高さ37.0(最薄部29.7)mm/約2.1kg。


LaVie Nのカラーバリエーション“ブルーブラック”モデル こちらもAirTVとセットで購入が可能だ
直販サイト“NEC Direct”でのみ購入可能なLaVie Nのカラーバリエーション“ブルーブラック”モデルこちらもAirTVとセットで購入が可能だ

なお、NECの直販サイト“NEC Direct”では、今回発表された全モデルに加えて、

LaVie G タイプTW(店頭モデルの“LaVie TW”相当)
Pentium M 760-2GHz搭載モデルの選択
LaVie G タイプN(店頭モデルの“LaVie N”相当)
オリジナルカラー“ブルーブラック”モデルの選択
“ブルーブラック”モデルでのAirTVとのセット購入

が可能なほか、購入時にメモリーやHDD容量を変更できるB.T.O.オプションも用意されている。詳細は同社ウェブサイトを参照いただきたい。

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