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NEC、TVの高画質化や操作性の向上を図ったデスクトップパソコン“VALUESTARシリーズ”の2005年春モデルを発表

2005年01月06日 11時02分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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『VALUESTAR SR VR770/BD』
新たにラインナップに加わった液晶一体型モデル『VALUESTAR SR VR770/BD』

日本電気(株)とNECパーソナルプロダクツ(株)は6日、デスクトップパソコン“VALUESTAR(バリュースター)シリーズ”の2005年春モデルとして、19インチもしくは17インチのSXGA液晶ディスプレー一体型の新モデル“VALUESTAR SRシリーズ”など、5シリーズ13製品を今月中旬(VALUESTAR Lの最上位モデルのみ今月下旬)に出荷開始すると発表した。ラインナップの特徴と予想実売価格などは以下のとおり。なお、同時に発表されたノートパソコン“LaVie(ラヴィー)シリーズ”の詳細はこちらのニュース記事を参照いただきたい。



2005年春のVALUESTAR全機種共通の特徴

今回発表されたデスクトップパソコン“VALUESTARシリーズ”は、従来より高画質化したTVチューナー&ハードウェアMPEG-2エンコーダー、ならびにDVD+R DL(2層記録方式DVD+R)対応“DVDスーパーマルチドライブ”を搭載し、予約録画の際に電源オフでも指定した時間に自動起動するようBIOSを改良したのが特徴。TVチューナーの高画質化については、従来アナログ信号からディスプレーでの表示までに3回のAD/DA変換を行なっていた画像処理回路を、AD変換1回のみに変更することで、画質向上を図ったという。これに合わせて画像処理チップも米コネクサント・システムズ(Conexant Systems)社製から自社開発の“VISITAL(ビジタル)”に変更した。また、高画質化機能として、

  • 10bit ADコンバート
  • ゴーストリデューサー
  • 3次元Y/C分離
  • 高画質NTSCデコーダー

の4つを新たに搭載。10bit ADコンバーターにより、グラデーション部分の色調表現力が向上したほかディテール感がアップ。高画質NTSCデコーダーは、特に赤系統色の表現力が向上し、色にじみの減少を図ったと説明する。

予約録画時の自動起動については、BIOSを改良することでパソコン内部のタイマーと連動して、予約録画時間前に起動し、録画を始めるというもの(録画終了後に自動電源オフも可能)。家電と同様の使い勝手を実現するとともに、深夜の家庭など静音性を重視する環境での利用を考慮して新たに開発した機能だという。

このほか、付属ソフトも改良している。DVDオーサリングソフト『Ulead DVD MovieWriter for NEC』は、より長時間の映像を1枚のDVDメディアに記録するため最小ビットレートを従来の4Mbpsから3Mbpsに変更。家族で1台のパソコンを共有する際のユーザー切り替えに使う“ファミリー切り替え機能”を、VALUESTAR全モデル(TXの上位機種を除く)に搭載し、日付単位で情報管理する“パーソナルライフウィンドウ”“ファミリーウィンドウ”に、番組録画予約や録画済み番組の情報を表示可能になったほか、ここから録画予約も指定できる。バックアップ&リストアユーティリティーソフト『バックアップNX』では、バックアップファイルの保存先に、ネットワーク上の別のパソコン(共有フォルダー)を指定できるほか、バックアップ対象をフォルダーや拡張子単位で指定可能。ステレオスピーカーで5.1chサラウンド相当の音場を再現できるという“AUTHENSURROUND(オーセンサラウンド)”機能が、従来のSoundVu搭載モデルだけでなく全機種に標準搭載され、マルチメディアプレーヤー『MediaGarage(メディアガレージ)』、DVD再生ソフト『WinDVD』からも利用可能になっている(ただし、インスタント機能での再生では利用不可)。



『VALUESTAR SR VR700/BD』 『VALUESTAR SR VR500/BD』
19インチ液晶ディスプレー一体型の『VALUESTAR SR VR700/BD』17インチ“スーパーシャインビューEX液晶”ディスプレーが付属する『VALUESTAR SR VR500/BD』

VALUESTAR SR
(SXGA液晶ディスプレー内蔵&性能重視の新一体型モデル)

VR770/BD
新筺体/HTテクノロジ対応Pentium 4 530J-3GHz/Intel 915GV/512MBメモリー&約250GB HDD&DVD+R DL対応“DVDスーパーマルチドライブ”内蔵/TVチューナー&ハードウェアMPEG-2エンコーダー内蔵/19インチSXGA液晶ディスプレー内蔵
25万円前後 今月中旬出荷予定
VR770/BD
新筺体/Celeron D 340J-2.93GHz/Intel 915GV/512MBメモリー&約250GB HDD&DVD+R DL対応“DVDスーパーマルチドライブ”内蔵/TVチューナー&ハードウェアMPEG-2エンコーダー内蔵/19インチSXGA液晶ディスプレー内蔵
22万円前後 今月中旬出荷予定
VR500/BD
新筺体/Celeron D 340J-2.93GHz/Intel 915GV/512MBメモリー&約250GB HDD&DVD+R DL対応“DVDスーパーマルチドライブ”内蔵/TVチューナー&ハードウェアMPEG-2エンコーダー内蔵/17インチSXGA液晶ディスプレー内蔵
20万円~21万円程度 今月中旬出荷予定

VALUESTAR Sシリーズに続く液晶一体型モデルとして、新たにラインナップに加わった“VALUESTAR SR”(3機種)は、デザイン面よりもパソコンとしてのスペックや画面サイズ、AV機能の使い勝手などにこだわる30代女性や40代男性をメインターゲットに開発したという(VALUESTAR Sは20~30代女性がターゲット)。そのため、17もしくは19インチでSXGA表示の“スーパーシャインビューEX液晶”ディスプレーを一体化し、丸み/カーブを極力排したソリッドなデザインを採用。前面パネルはハーフミラー仕上げにして、液晶TVとHDD&DVDレコーダーを組み合わせたようなイメージをコンセプトにしたという。“スーパーシャインビューEX液晶”は、色の再現可能範囲である色度域を従来の約45%から72%に向上させて色再現性を向上したほか、低反射処理による外光の映り込みの低減を図ったパネル。さらにSRでは、デジタルオーバードライブ回路“LRTC(LCD Response Time Compensation)”を搭載し、スポーツや番組エンディングのテロップなど動きの速いシーンでも映像のにじみを最小限に抑えて残像が気にならない機能を搭載している。

本体は底面に左右45度まで回転するスイング機構と、液晶ディスプレー部分を奥に20度まで傾けられるチルト機構を採用。机の上に置いてから本体を持ち上げずに、見やすい角度に調整が可能。

スペック面では、ノートパソコン用CPUを用いたVALUESTAR Sに対して、デスクトップ用CPUとチップセット、デュアルチャネルDDR SDRAM、シリアルATAなどを採用。スペック面ではほかのデスクトップパソコン(“VALUESTAR L”シリーズなど)と遜色ないという。

主なスペックは、CPUにHTテクノロジ対応Pentium 4 530J-3GHzもしくはCeleron D 340J-2.93GHz(下位2機種)、チップセットは共通でIntel 915GVを採用。メインメモリーはPC3200対応DDR SDRAMを256MB×2(デュアルチャネル)で合計512MB、最大2GBまで増設可能(空きメモリースロットは0)。グラフィックスアクセラレーターはチップセット内蔵機能を利用し、グラフィックスメモリーはメインメモリーから最大128MBまで共有する。

HDDは全機種約250GBで、シリアルATA接続の毎分7200回転タイプを採用。光ドライブの記録速度はDVD-RAM5倍速/DVD+RW4倍速/DVD+R12倍速/DVD+R DL2.4倍速/DVD-R8倍速/DVD-RW4倍速など。

ネットワーク機能は、10/100BASE-TX対応のEthernetとV.90対応56kbpsファクスモデムを搭載。インターフェースは、USB 2.0×6/IEEE 1394(4ピン)×1/オーディオ入出力(光デジタル出力含む)/ビデオ入力(S-Video/コンポジット各1)など。拡張スロットはType II×2(もしくはType III×1)のPCカードスロットを備え、SDメモリーカード/メモリースティック(PRO)/xDピクチャーカード対応のメモリーカードスロット“トリプルメモリースロット”を内蔵する。

TVチューナーは地上アナログ放送(VHF/UHF/CATV)対応で、録画時のビットレートは最高画質(720×480ドット/8Mbps CBR)から超長時間モード(352×240ドット/1.2Mbps VBR)、MPEG-1(352×240ドット/1.152Mbps CBR)まで5段階(ユーザー設定含む)で、内蔵HDDでの録画可能時間は高画質モードで約58時間40分。Windowsを起動せずに、TV視聴やCD/DVDの再生を楽しむ“インスタント機能”も備える(TV録画やDVD作成は不可)。

消費電力は最上位モデルが標準約131W/最大約223W、中位モデルは約117W/約201W、最下位モデルは約113W/約197W。本体サイズと重量は、幅472×奥行き258×高さ465mm/約20.5kg(最下位機種のみ約20kg)。本体にはワイヤレスキーボード/ワイヤレスマウス、および赤外線リモコンが付属する。

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