LGA775に対応する“i910GL”チップセットを搭載するマザーボードが登場した。初の搭載製品となったのは、インテル製MicroATXマザーボード「D910GLDW」だ。
“i910GL”を搭載する初のマザー、インテル製「D910GLDW」 |
“i910GL”は、“i915”シリーズとは異なりPCI Express x16をサポートせず、PCI Express x1だけを搭載する。グラフィックカード用スロットを持たず、North Bridge内蔵のグラフィック機能のみという意味において、AGP非サポートの“i810”“i845GV”“i865GV”の系譜に連なるチップセットといえる。今後は、どちらかと言えば自作市場よりメーカー製PCで多く見かけることになるであろう。
LGA775のほか、Socket 478もサポート。FSBは533MHzまでだが、Hyper-Threading、デュアルチャネルDDR400には対応しており、最大メモリ容量は2GB。グラフィックコア“GMA900”を内蔵する。South BridgeはICH6/ICH6Rのいずれかで、Serial ATAポートは4つまで(ICH6RではRAID対応となる)。
今回登場した「D910GLDW」は、PCI Express x1×1のほか、PCIスロット2本を装備。DIMMスロットは2本。6チャンネルオーディオ、10/100BAST-TX対応イーサネットがオンボードで、IEEE1394はなし。価格はフェイスで1万670円、TWOTOP秋葉原本店で1万680円。
“i910GL”はPCI Express x16をサポートせず、PCI Express x1のみ。オンボードグラフィックのみの廉価版チップセットだ | フォームファクタはMicroATX。6チャンネルオーディオ、10/100BAST-TX対応イーサネットがオンボード |