高速電脳で、ベアボーン状態のNano-ITXフォームファクタPCが展示されている。SilverStone製ケース「SST-LC07」にVIA製マザー「EPIA N」という内容だが、実際に両者を組み合わせた状態で展示されるのはこれが初となる。
高速電脳で展示中の、ベアボーン状態のNano-ITXフォームファクタPC。SilverStone製ケース「SST-LC07」にVIA製マザー「EPIA N」を組み合わせたもの |
ケースは9月に、マザーボードは4月に、それぞれ単独ではすでに公開されているもので、ショップによればスペック等に変更はないとのこと。ただしケースはシルバーからブラックに、マザーボードは基板の色がブルーへと変わっている。
ケース「SST-LC07」は、アルミ製でサイズ217(W)×57(H)×145(D)mm。電源は60WのACアダプタを使用し、ケース内に電源変換基板が設けられている。 マザーボード「EPIA N」は、CPUに超小型パッケージ“NanoBGA”形式の「Eden-N」を採用。現在搭載されているのは動作クロック533MHzのものとのこと。North BridgeはMPEG2のデコードおよびMPEG4のアクセラレータ機能に対応したグラフィックコア“S3 UniChrom Pro IGP”を統合した“CN400”、South Bridgeは“VT8237”。メモリはノートPC用のSO-DIMMを使用し、スロットはが1つのみ。最大容量は1GB。10/100BASE-TX対応のイーサネット、6チャンネルオーディオ、Serial ATA1ポートを搭載する。
ショップによると、発売時期は2005年初頭予定とのことで、超小型PCが手に入るようになるまでには、もう少し時間がかかりそう。価格は未定となっている。
ケースは9月に公開済み。本体色はブラック | ACアダプタで動作し、ケース内には電源変換基板を搭載 | |
CPUからチップセットまで一体の大型クーラーが搭載されている | 背面。シリアル/バラレルはなく、いたってシンプル |