このページの本文へ

Trans Podデジタル

iPod/iPod mini対応! ジョイントアーム採用のFMトランスミッター

2004年12月14日 00時00分更新

文● 編集部 小板謙次

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

iPod/iPod miniの音楽を車のなかで聴くアイテムにFMトランスミッターがある。オーディオ信号をFM信号に変換して送信するもので、今ではさまざまなメーカーからこの手の製品が登場している。よく見かけるのが、ステレオミニジャックに装着するタイプだが、今回筆者が購入したのはフォーカルポイントコンピュータ(株)の『Trans Podデジタル』。シガーソケットを利用するタイプで、iPod mini対応ハードプラスチックアダプターが同梱されていた。対応はiPod 3G/iPod 4G/iPod mini。フォーカルポイントコンピュータのホームページによると「8月20日出荷分より、iPod mini用ハードプラスチックアダプタがメーカーより同梱されております」とのことだ。

Trans Podデジタル パッケージにはiPod mini対応ハードプラスチックアダプタ無料同梱の文字
Trans PodデジタルパッケージにはiPod mini対応ハードプラスチックアダプタ無料同梱の文字

iPod用コネクター部を持った幅約70×奥行き約135×高さ約50(編集部実測)のベースドック本体には、周波数を表示するモノクロ液晶ディスプレイと周波数セッティングボタンが用意されている。周波数は0.1MHz刻みで設定が可能だ。このベースドック本体に付属のアームを取り付け、車のシガーソケットに挿入て固定。電源供給も行なわれるようになっている。

ベースドック
ベースドック周波数を表示するモノクロ液晶
右サイドのボタンで周波数を0.1MHz刻みで設定可能あらかじめ、取り外し可能なiPod mini用のハードプラスチックアダプタがついていた

Trans Podデジタルの優れているのはアームだ。ライターマウントアーム、延長アーム、ダッシュマウントアームの3種類のアームが同梱されている。ライターマウントアームは2ヵ所のジョイント部があり、上90度、下90度まで動かすことができる。またこのジョイント部は、数段階の角度で溝がついているため、ネジ留が緩んで角度が変わってしまうような心配もないだろう。

まっすぐにしたところ ジョイント部を曲げたところ
ライターマウントアーム。2ヵ所のジョイント部がある

なお、延長アームをつければ同様のジョイント部は3ヵ所に増え、ボールジョイント部も操作することで角度の自由度はグーンと広がる。また、ダッシュマウントアームはダッシュボード上にネジ留めするアイテムだ(ダッシュマウントアームにはジョイント部がないため、角度の自由度はつけられない。また、電源は付属のライターアダプターと接続する仕組みになっている)。

延長アーム 延長アーム
延長アーム。ライターマウントアームと同じ機構のジョイント部は一つ。ほかにボールジョイント部がある

実際にTrans Podデジタルを車で使ってみた。まず、シガーソケットの位置にもよるが、ギアとTransPodデジタル本体が運転中に接触しないかチェックしよう。接触するようならば、ライターマイントアームに延長アームを取り付けて邪魔にならない位置に固定する。次に、TransPodデジタルのサイドにあるボタンで周波数をセッティングし、ラジオの周波数をチューニングする。周波数はFM放送などで使用されていない周波数を選ぶ。写真では周波数を84.1MHzにあわせている。カーラジオにもよるが、筆者の車に装着しているカーラジオは周波数をサーチするため、設定した周波数を自動的に拾ってくれた。当初は雑音が入るだろうと予想していたが、iPod mini本体にイヤホンをつけて聴くときとほぼ同じと考えていいだろう。ここで注意しなけらばいけないのは、iPod miniがベースドックのコネクターにちゃんと挿入されていないと、音楽が流れないということだ。付属のiPod mini用のアダプターはかなりきついため、奥まで押し込まないとしっかり接続されない。筆者は、ちょっとの間、何故音楽が再生されないのか悩んでしまった。また、きついがためにアダプターははずすのに苦労する。

また、シガーソケットの位置によっては、Trans Podデジタルとギアーが干渉するケースも考えられる。筆者の場合はかろうじて延長アームをつけなくても干渉せずに済んだ。

接続したところお ベースに接続
延長アームをライターマウントアームに取り付けたところ(左)。ベースドック背面にアームを接続する(右)
延長アームを使ってシガーソケットに接続 正面から見てみた
車のシガーソケットに接続したところ

実際に使ってみるとiPodも見やすく、思った以上に快適だ。しかしながら、iPodを車内に搭載したままにして運転するたびに音楽を聴くようになると、リモコンがほしくなってくるのは確かだ。

ライターマウントアームだけで接続の正面 ライター毎うんとアームだけで接続の横から
ライターマウントアームだけでシガーソケットに装着したところ。かろうじてギアーとの接触を避けることができそうだ
TransPod デジタルの主なスペック
製品名 TransPod デジタル
設定可能なFM周波数 76MHz~91.0MHz
対応機種 iPod/iPod mini

カテゴリートップへ

ASCII.jp RSS2.0 配信中