京セラ(株)製造のコンパクトデジタルカメラ『CONTAX i4R』の発売を記念したイベント“CONTAX GALLERY in BEAMS NEWS Yasuyuki Takaki“i for R”exhibition”が、9日、東京・原宿のセレクトショップ“BEAMS NEWS”で開幕した。主催は京セラと(株)ビームスで、ファッションフォトグラファーの高木康行氏がCONTAX i4Rで撮影した作品や、1932年に発売された『Contax I型』など“CONTAX”ブランドの歴代のカメラを展示する。会期は今月26日までで、入場は無料。
CONTAX i4Rと、CONTAX/BEAMSのダブルネームストラップ | イベント会場には高木氏がCONTAX i4Rで撮影した作品が並ぶ |
『Contax I型』ほか | 『CONTAX RTS』ほか | |
『CONTAX T』ほか | 『CONTAX U4R』ほか | |
CONTAXブランドの代表的なカメラが展示されている |
高木康行氏。フォトグラファーとしてファッション誌を中心に、CDジャケット、広告キャンペーン、カタログなどを手がける。「CONTAXのよさは、“素直なレンズ”にあると思っています」 |
9日の夜にはプレス向けのレセプションパーティーが開催され、高木氏も出席、CONTAX i4Rに対する印象を伺うことができた。高木氏は、CONTAXのカメラを仕事やプライベートで使用しており、「父親から譲ってもらった『CONTAX RTSII』と60mmのマクロレンズの組み合わせ」と、「旅に欠かせないコンパクトカメラの『CONTAX T3』」が、もっとも愛着があるという。特にCONTAX T3については、「僕は本当に“いいな”という時にしか撮らないタイプで、常に携行できる大きさで、信頼できるレンズと、信頼できる機構を持っているカメラということで、CONTAX T3しかなかったのかもしれない」と、思い入れを語った。
一方、今回使用したコンパクトデジタルカメラのCONTAX i4Rはというと、「自分の体と一体化」するような、独特の魅力があるという。CONTAX i4Rは単焦点AFレンズを採用するが、「人を撮るにもズームで寄るのではなく、自分の目の延長のような感じで、どんどん被写体に近寄れるタイプのカメラでしたね。デザインが可憐なわりに、そういう部分の“こなし”ができているんです」という。
またレンズについては、CONTAXファンとして、「発色がすごく素直。言葉を換えれば、意外と写真っぽい。デジタルっぽい不自然な色でなく、見た目に近い色になっていたのが驚きでしたね。そこがCONTAXの魅力なんですが。それと“T*”のコーティングは、やはり逆光に強いですね」と評価した。「ファッション業界の撮影の仕事もしていますが、“コンパクトカメラはCONTAX”みたいに一種の代名詞となっている中で、デジタルカメラに関しては、今まで手が止まっていたのかも知れないですけれど。CONTAX i4Rは、僕らみたいな人間が、日常持ち歩いて、遜色ないと思いますね」
なお会場では、CONTAX i4R本体をはじめ、CONTAXとBEAMSのコラボレーションによる限定品“特製ダブルネームストラップ”とオリジナルTシャツ(S/M/Lサイズ)が販売されている。CONTAX i4R(オープンプライス)のBEAMS NEWSでの販売価格は4万2000円、ストラップは2940円、Tシャツは5040円。
限定販売のTシャツ。胸には“T*”ロゴがあしらわれている |