市川ソフトラボラトリー、RAWデータ現像ソフト『SILKYPIX Developer Studio 1.0 for Macintosh』を20日に発売
2004年12月10日 17時40分更新
(株)市川ソフトラボラトリーは10日、デジタルカメラのRAWデータから高品位画像を生成する現像ソフト『SILKYPIX Developer Studio 1.0 for Macintosh』を20日に発売すると発表した。対応OSはMac OS X 10.2以降。価格は1ライセンスで9800円。追加ライセンスは1ライセンス3000円。Windows版のライセンスを購入している場合は、Mac OS X版を追加ライセンスとして3000円で購入できる。
『SILKYPIX Developer Studio 1.0 for Macintosh』は、フル機能を14日間利用できる試用版として無償ダウンロードにより提供する。試用期間終了後は、プロダクトキーを購入することで全機能を利用できる。ライセンスを購入しない場合は機能が制限され一部の機能のみ利用可能となる。
サムネイル表示 | Mac OS X版ではヒストグラムとトーンカーブの表示(右下)が半透明にできる | |
『SILKYPIX Developer Studio 1.0 for Macintosh』 |
『SILKYPIX Developer Studio 1.0 for Macintosh』は、独自開発のRAW現像エンジン“SILKYPIX”を搭載した現像ソフト。デジタルカメラ固有の撮像素子(CCD/CMOSセンサー)の構造から発生する偽色や、高感度撮影時の色ノイズなどを、解像感を保ったまま補正できるのが特徴。
主な機能は、露出補正、ホワイトバランス補正、シャープネス補正、ノイズキャンセラー調整、コントラスト調整、カラー調整、偽色制御などで、人間が記憶する鮮やかな色を再現する“記憶色”や人肌をきれいに見せる“美肌モード”も用意されている。出力形式は、Exif-TIFF(8bit)、TIFF(8bit)、TIFF(16bit)、Exif-JPEG(YCC422)、Exif-JPEG(YCC420)、JPEG(YCC444)など。米アドビ システムズ社が提唱するRAW画像データの統一規格“Digital Negative(DNG)”にも対応している。
基本操作は、Windows版とMac OS X版で同じになっているが、トーンカーブ/ヒストグラム表示についてのみ、調整用のウィンドウを任意の透過率で半透明にして、背景が透けるように手前に表示できるようになっている。
同社では、ユーザーからのフィードバックを基に、プロ向けの上位版を2005年前半に投入する予定という。
なお、Mac OS X版の発売と同時に、Windows版もDNG対応にリビジョンアップするとしている。