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日本SGI、エンタープライズ向けLinux事業を本格的に推進――“エンタープライズLinuxソリューションセンター”を設立

2004年12月07日 00時00分更新

文● 編集部

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日本SGI(株)は7日、エンタープライズ分野のLinux事業を本格的に推進するために“エンタープライズLinuxソリューションセンター”を設立したと発表した。同社は、従来のサイエンス&リサーチ分野や製造業のCAE分野での大規模Linuxシステムの構築/運用実績を生かして、エンタープライズ分野の事業を強化する。併せて、Linux市場の拡大に向け、ほかのベンダーやISV、ユーザーと連携して、“OSS(Open Source Software)”環境も積極的に推進するという。

“エンタープライズLinuxソリューションセンター”では、同社のシステム構築技術やLinux開発環境(SGI Altixなど)を開発者/ユーザーコミュニティーに開放し、課題の洗い出しや性能検証などを行なう“エンタープライズLinuxコミュニティリエゾン”、エンドユーザーの“Linuxへの期待と不安”に対して的確に回答し、導入のための具体的なソリューションとビジネスモデルを提案する“エンタープライズLinuxカスタマーリレーション”などの活動を行なう予定で、著作権問題などの法務的な課題の解決提案も行なうという。

さらに、具体的な活動として、2005年1月に“エンタープライズLinuxテスティングラボ”を開設するとしており、センター長/エグゼクティブ・コンサルタントには前OSDL(Open Source Development Lab)ジャパンのラボディレクタである高澤真治氏が就任する。テスティングラボでは、業界標準のISVアプリケーションのポーティングの推進や、Linuxエンジニアの育成支援などを行なうとしている。

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