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メモリーテックと東芝、ディスクの片側からHD DVDとDVDを再生できる2層ディスクを開発

2004年12月07日 16時12分更新

文● 編集部

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メモリーテック(株)と(株)東芝は7日、1枚のディスクにHD DVDとDVDのデータを収録できる2層の再生専用(ROM)ディスクを共同開発したと発表した。開発したディスクは、片面2層構造で、読み取り用の光ヘッドに近い層にDVDの情報(4.7GB)を、中間層をはさんだ遠いほうにHD DVDの情報(15GB)を収録するようになっている。DVD層は現在市販されているDVDプレーヤーで再生できるのが特徴。

開発したディスクの構造
開発したディスクの構造

両社では、開発した2層ディスクが実用化されれば、HD DVDプレーヤーを購入するまではDVD画質でコンテンツを視聴し、購入後はHD DVDのハイビジョン画質でコンテンツを視聴するといったことが可能になるとしている。また、コンテンツホルダー側には、映画などではHD DVDとDVDで同じコンテンツを収録する以外にも、DVD側に宣伝用のプロモーション映像やサウンドトラックなどの音楽情報を収録するというような利用も可能という。

ディスクの製造には、メモリーテックが開発したHD DVD/DVD兼用の製造ラインで行なうことができるため、製造コストも片面2層の現行DVD-ROMやHD DVD-ROMとほぼ同じに抑えられるとしている。

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