TDK(株)は6日、耐光性を高めた新開発のインク受理層を採用し、レーベル面の平滑性を高めたインクジェットプリンター対応DVD-Rメディア“ニュー写真画質DVD-R”を2005年2月中旬に発売すると発表した。8倍速書き込みに対応した片面/4.7GBのデータ用『DVD-R47PQK』と、片面/120分・標準の録画用『DVD-R120PQK』をラインアップする。価格はオープン。
“ニュー写真画質DVD-R”(上がデータ用、下が録画用) |
“ニュー写真画質DVD-R”は、耐光性を一般のインクジェットプリンター対応メディアの約2倍に高め(同社の評価方法による)、光による色あせに対して強くしたインク受理層を採用するとともに、レーベル面の平滑性を向上させ、従来の“写真画質DVD-R”より光沢性にすぐれた高画質のレーベル印刷に対応したのが特徴。インク受理層の強度も従来の1.6倍に高められており、印刷面に傷がつきにくくなっているという。表面の粗さも従来の約1/10に平滑化されている。レーベル面の最大印刷範囲は内径23~外径118mmの“ワイドプリント仕様”となっており、反射膜のエリアも中心部まで拡大されており、デザインの自由度も高めたとしている。また、記録面側には一般DVDの約3倍、光照射(紫外線など)に強い新UVプロテクト基板を採用している。
『データ用「ニュー写真画質DVD-R」』(DVD-R47PQK)は、DVD-R for General Ver.2.1規格と8x-SPEED DVD-R Revision 3.0に準拠し、8倍速書き込みに対応したメディア。容量は4.7GB/片面。5枚パックの『DVD-R47PQ×5K』と10枚パックの『DVD-R47PQ×10K』も用意する。『録画用「ニュー写真画質DVD-R」』(DVD-R120PQK)は、DVD-R for General Ver.2.1規格と8x-SPEED DVD-R Revision 3.0に準拠した録画用のDVD-R。標準で120分の録画が可能。5枚パックの『DVD-R120PQK×5K』と10枚パックの『DVD-R120PQK×10K』も用意する。