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バッファロー、アプライアンス型の認証サーバー『SecureLockStation』を発売

2004年12月03日 17時47分更新

文● 編集部

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(株)バッファローは3日、中小規模ネットワーク向けのアプライアンスとして、RSAセキュリティ(株)と認証サーバー『SecureLockStation』を共同開発し、2005年2月上旬に出荷を開始すると発表した。

『SecureLockStation』
『SecureLockStation』

『SecureLockStation』は、デジタル証明書を利用してユーザー認証を行なうことでセキュアーなネットワークを構築するためのアプライアンス(専用機)。EAP-TLSをサポートするRADIUSサーバー機能や、デジタル証明書を発行するための認証局機能も搭載する。デジタル証明書と秘密鍵は、日本セーフネット(株)製のUSB認証トークン『SecureLockKey』に格納し、ユーザーに配布する方式を採用している。設定は、アプライアンスを起動するための“初期設定”、部署やアクセスポイントなどを登録する“グループ設定”、ネットワークを利用するユーザーを登録する“ユーザ登録”の3ステップで行なえ、EAPの選択や設定を必要としないのが特徴。

『SecureLockKey』
『SecureLockKey』

『SecureLockStation』の本体サイズは幅60×奥行き185×高さ173.5mm、重量は1.3kg。インターフェースは10/100BASE-TX。電源はAC100Vで消費電力は平均17W。『SecureLockKey』の本体サイズは幅60×奥行き15×高さ8mm、重量は6.0g。インターフェースはUSB 1.1。電源はUSBバスパワーを利用し、消費電流は28mA以下。対応機種は、Pentium II-300MHz以上を搭載したPC/AT互換機、PC98-NX。対応OSは、『SecureLockKey』がWindows XP/2000/Me/98 SE。管理者ツールの対応OSは、Windows XP/2000。対応サプリカントは同社製無線LANカードに付属する『AirSupplicant』(Ver.2.2以降)、Windows XP/2000(SP4)標準のサプリカント。

ラインアップは、USB認証トークンが5本付属する30ユーザー対応版『SLST-30/K5』、USB認証トークンが10本付属する100ユーザー対応版『SLST-100/K10』の2モデルで、追加用のUSB認証トークンの5本セット『SLST-KEY5』も提供する。『SLST-100/K10』では、営業/経理/業務などの部門別に、アクセス制御が行なえるグループ別登録も可能。価格は、『SLST-30/K5』が9万8000円(税別)、『SLST-100/K10』が13万8000円(税別)、『SLST-KEY5』が1万9800円(税別)。

『BSL-SS-2008M』
『BSL-SS-2008M』

同社は併せて、『SecureLockStation』と組み合わせることにより、ポートベースのユーザー認証が行なえるIEEE 802.1xに対応した10/100BASE-TX×8ポートのレイヤー2スイッチ『BSL-SS-2008M』を発売することも発表した。転送方式にはストアー&フォワード方式を採用し、処理能力は1.6Gpbs。アドレステーブルは4000。優先制御を行なうQoS(Quality of Service、IEEE 802.1p準拠の4レベル)や、ポートベース/タグ/マルチプルなどのVLANにも対応するとしている(2005年3月の予定)。電源はAC100Vで、消費電力は最大7.5W。ファンレス設計による静音化も図られている。設定はウェブブラウザーを利用し、設定画面で『SecureLockStation』のIPアドレスなどを入力すればIEEE 802.1x認証の設定を行えるのが特徴。本体サイズは幅200.0×奥行き160.7×高さ40.6mm、重量は1010g。価格は1万9800円(税別)。

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