超小型PC“Be Silent”用の増設オプションが4種類登場

2004年11月30日 22時00分更新

文● 美和

　イーレッツから、超小型パソコン“Be Silent”シリーズ用の増設オプションが登場した。販売されているのは、12cmファンを採用した増設冷却FANユニットの「PC-MS/FAN」、3.5インチHDDを2台内蔵可能な増設ベイユニット「PC-MS/HDX2」、5インチ光学ドライブを搭載可能な増設ベイユニットの「PC-MS/OB5」(白)と「PC-M7/OB5」(黒)、スリムタイプの24倍速CD-ROMドライブを内蔵した「PC-MS/OBC」の4種類5製品。5製品とも“Be Silent”シリーズの上または下に積み上げるように拡張を行なう。


「PC-MS/FAN」を増設したところ


3.5インチHDDユニット「PC-MS/HDX2」(中段)と5インチドライブ増設ユニット「PC-MS/OD5」(下)を増設したところ

　増設冷却FANユニットの「PC-MS/FAN」は、CPUにVIA製のEden-600MHzを搭載した“PC-M6000/6100”、“PC-MS6000/6100”シリーズに対応する。Be Silent本体上部に重ねるように設置することにより、PC本体上部に装備されているヒートシンクを冷却する。ファンには120mm角(1140rpm)のファンを使用。電源は本体のUSBコネクタからバスパワーで供給される。サイズは204(W)×197(D)×63(H)mm、重さは約600g。
　3.5インチHDD増設ベイユニットの「PC-MS/HDX2」は、CPUにTransmeta製のEfficeon TM8600-1GHz搭載した“PC-Mt6600”と、VIA製のEden-600MHzを搭載した“PC-MS6000/6100”シリーズに対応した製品。3.5インチHDDを2台内蔵可能。Be Silent本体の底板を外して本体の真下に設置し、PC本体のマザーボードとIDEケーブルで接続する。ユニット内には60mm角(2100rpm)のファンが1個搭載されており、HDDの冷却も行なわれる。電源は同梱されるACアダプタから供給される。サイズは204(W)×194(D)×28(H)mm、重さは約1.1kg。


冷却ファン「PC-MS/FAN」のパッケージ		3.5インチHDDユニット「PC-MS/HDX2」のパッケージ。3.5インチHDDを2台内蔵可能になる

　5インチ光学ドライブ増設ユニットの「PC-MS/OB5」は“PC-Mt6600”、“PC-MS6000/6100”シリーズ、「PC-M7/OB5」は“PC-M7000”シリーズに対応した製品。光学ドライブを1台搭載可能で、ドライブとPC本体の接続はPC本体の背面に用意されている“エマージェンシーIDEポート”(IDEコネクタ×1、12V電源×1)で行なう。PC本体よりも下になるように設置し、PC本体と増設ユニットは両面テープで固定する。サイズは204(W)×197(D)×51(H)mm、重さは約600g。
　「PC-MS/OBC」は、松下電器産業のスリム型24倍速CD-ROMドライブ「UJDA170V」を搭載し、“PC-MS6000/6100”シリーズに対応した増設ユニット。内部にスリムCDドライブ/IDE変換アダプタが搭載されており、「PC-MS/OB5」や「PC-M7/OB5」同様、PC本体背面の“エマージェンシーIDEポート”とIDEケーブルで接続することにより動作する。
　いずれの製品もラオックス PC・DO SHOPで販売されており、価格は、増設ファンユニットの「PC-MS/FAN」が6300円、3.5インチHDD増設ユニットの「PC-MS/HDX2」が1万3650円、5インチ光学ドライブ増設ベイユニットの「PC-MS/OB5」と「PC-M7/OB5」が5250円、スリムタイプの24倍速CD-ROMドライブを内蔵した「PC-MS/OBC」が1万1560円となっている。なお詳細についてはフォトレポートも参照していただきたい。


5インチ光学ドライブ増設ユニットの「PC-M7/OB5」のパッケージ写真。このようにPC本体の真下に設置する		松下電器産業のスリム型24倍速CD-ROMドライブ「UJDA170V」を搭載した増設ユニットの「PC-MS/OBC」