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東芝ソリューション、新開発の翻訳エンジンを搭載した英日/日英翻訳ソフト『The翻訳プロフェッショナルV10』を発売

2004年11月16日 19時56分更新

文● 編集部

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東芝ソリューション(株)は16日、文脈情報や書式情報を翻訳結果に反映する新開発の翻訳エンジンを搭載した英日/日英翻訳ソフト『The翻訳プロフェッショナルV10』の販売を12月15日に開始すると発表した。価格は8万9250円。併せて、『The翻訳 英日専門用語辞書V10』、『The翻訳 日英専門用語辞書V10』、『英日/日英特許翻訳オプションV10』、『The翻訳プロフェッショナルV10スーパー』も発売する。価格は、The翻訳 英日専門用語辞書V10とThe翻訳 日英専門用語辞書V10が各3万9900円、英日/日英特許翻訳オプションV10が10万2900円、The翻訳プロフェッショナルV10スーパーが12万9150円。

製品パッケージ『The翻訳プロフェッショナルV10』

『The翻訳プロフェッショナルV10』は、翻訳ソフト“The翻訳”シリーズの最上位製品。文脈情報(Context)と書式情報(Format)を翻訳結果に反映する新開発の翻訳エンジン“CFエンジン”を搭載しているのが特徴。文脈から“文書の分野”や“単語が固有名詞かどうか”を推定したり、“タイトル”“箇条書き”“表”などの書式情報をCFエンジンの持つデータベースと照合したりすることで、より文書に適した文体や訳語を選択する。たとえば、辞書に固有名詞として登録されていなくても、文脈から固有名詞と判断できた場合はカタカナ訳語を生成したり、“宇宙”など文書のカテゴリーが判断できた場合はそのカテゴリーで通常使われている訳語を優先的に選択したり、といった処理が行なわれるという。

従来から搭載している、翻訳したい分野の文書を登録することで、翻訳時に登録文書中にある用語や表現を参照して適切な訳語を出力する独自の“セレクトコーパス翻訳機能”も強化されたほか、搭載辞書も176万語から186万語に10万語が増やされている。過去に登録した翻訳文から類似文を参照することで翻訳作業の効率を高める“翻訳メモリ機能”では、“訳したい文”と“類似文”で異なる部分の色分け表示や、“訳したい文”と“類似文”の翻訳文との間で共通する語を推定し、対応して表示することで、流用できる部分や修正部分を分かりやすくしたとしている。また、使いたい機能を、初心者でも選択しやすくしたガイド機能“The翻訳シンプルナビ”も搭載している。

対応機種はPC/AT互換機。対応OSはWindows 98/98 SE/2000 Professional/2000 Server/XP、対応アプリケーションは、ウェブブラウザーがInternet Explorer 5.5(SP2)以降、Netscape 7/7.1、Opera 6.01~7.23/7.53、メールソフトがOutlook 2000/2002/2003、Outlook Express 5.5(SP2以上)/6.0、Netscape 7.0/7.1、Lotus Notes 5.0/6.0/6.5、EUDORA 5.0/6.0J、Becky! V1.0/2.0などで、オフィスソフトがWord/Excel/PowerPoint(2000/2002/2003)、FrontPage 2000/2002、Access 2000/2002、一太郎 12/13/2004、秀丸エディタ V3.x/V4.1x、Adobe FrameMaker 7.0ほか。音声認識/合成ソフトにも対応。EPWING Ver.2.0準拠の電子辞書も利用できる。

『The翻訳 英日専門用語辞書V10』と『The翻訳 日英専門用語辞書V10』は、“The翻訳”シリーズ(The翻訳プロフェッショナル/オフィス/インターネット)の翻訳エンジンで利用できる専門用語辞書。英日/日英ともに10万語ずつ増やされ、英日版が229万語、日英版が232万語となった。
『The翻訳 英日/日英特許翻訳オプションV10』は、『The翻訳 英日専門用語辞書V10』と『The翻訳 日英専門用語辞書V10』に、10万語の特許用語辞書と、特許固有の用例3000文例を収録したパッケージ。特許明細書の文を、長い文を分割したり必要な語句を補ったりしたうえで、特許文書専用の辞書と文法により翻訳するのが特徴。

『The翻訳プロフェッショナルV10スーパー』は、『The翻訳プロフェッショナルV10』に、『The翻訳 英日専門用語辞書V10』と『The翻訳 日英専門用語辞書V10』を同梱したパッケージとなる。

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