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インテル製BTXマザーが販売開始!でも対応パーツがほとんどないぞ!

2004年11月13日 22時49分更新

文● 美和

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 以前お伝えしたインテル製“MicroBTX”規格のマザーボード「D915GMHLK」が早くも登場した。

 BTXとは次期デスクトップ・インターフェイスの仕様で、パックパネル側を左側にして見てみると、拡張スロット群は上に位置するデザイン。ATXとはちょうど鏡写しの関係にあり、逆の配置となっているのが判る。
 ただし、BTXマザーが登場したからと言っても、BTXに対応したケースやCPUクーラーが市場にほとんど出回っていないのが悩みどころ。編集部が確認したところでは、ケースではクーラーマスターの「CM Stacker STC-T01」が唯一対応しているのみ。また、BTXでは従来のCPUクーラーを取り付けられないため、対応のCPUクーラーが登場するまで動作させることは不可能。13日の時点ではクーラーマスターから、2製品が発表されてるが、いつ頃市場に姿を現すのかは不明。同店も、BTX対応のケースやCPUクーラーの入荷は未定とのこと。BTXを利用できるまで、もう少し時間が必要なようだ。

パッケージ 本体
インテル製“BTX”規格のマザーボード「D915GMH」パックパネル側を左側にして見てみると、拡張スロット群は上に位置するデザイン。ATXとはちょうど鏡写しの関係

 BTXの3種類のフォームファクタのうち、今回の「D915GMHLK」は“MicroBTX”を採用。チップセットには“i915G”を搭載しており、LGA775対応。拡張スロットはPCI Express x16×1、PCI Express x1×1、PCI×2。DIMMスロットは4本でDDR-400まで対応。IDE×1、Serial ATA ×4となっている。そのほか、グラフィック機能、ギガビットイーサネットなどがオンボード。バックパネル部のインターフェイスは、キーボード/マウス、シリアル×1、パラレル×1、D-Sub、USB 2.0×4、ギガビットイーサネット、オーディオという構成になっている。価格は、TWOTOP秋葉原本店で1万6780円。

BTX表記 注意書き
パッケージには「Form factor:Balanced Technology Extended(BTX)」という記述も見られる店頭のPOPには「従来のATXケースでは使えません」と注意書きされている
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