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日立と日立INS、紙文書の印刷者を特定して情報漏洩を防止する“電子透かしプリントソリューション”の販売を開始

2004年11月08日 18時15分更新

文● 編集部

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(株)日立製作所と日立アイ・エヌ・エス・ソフトウェア(株)は8日、セキュリティーソリューション“Secureplaza(セキュアプラザ)”の“情報漏えいソリューション”として、レーザープリンターで印刷した文字に“二値画像電子透かし”によりデジタル情報パターンを加えることで印刷者を特定できる“電子透かしプリントソリューション”を追加すると発表した。同日付けで金融機関や自治体、企業向けに販売を開始する。提供開始は2005年2月28日。

“電子透かしプリントソリューション”は、紙文書に“いつ、誰が印刷したか”を特定できるように、各パソコン(クライアント)に『印刷制御ソフトウェア』を設定し、アプリケーションソフト(Word/Wxcelなど)からプリントする際に、文字の一部にデジタル情報のパターンを埋め込んで印刷するのが特徴。印刷されたものは、『検証ソフトウェア』を利用してスキャナーで読み込むと、デジタル情報パターンを認識し、誰が印刷したものか判別できる。コピーされた印刷物でも印刷者を特定できるという。

クライアントの対応OSはWindows XP SP1/2000 Professional(SP4)。対応アプリケーションは、Word/Excel/PowerPoint、一太郎など。レーザープリンターは600dpi以上の解像度が必要で、印刷サイズはB5~A3をサポートする。スキャナーは解像度が300dpi以上で、BMP形式の読み取りが可能な機種が必要。

価格は、『電子透かし印刷制御ソフトウェア』(100ユーザーIDライセンス)と『検証ソフトウェア』(1本)で140万円から。“導入支援サービス”は個別見積となる。同社では2005年度末までに100社/団体への販売を目標としているという。

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