このページの本文へ

クリエイティブメディア、ハイエンドサウンドカード『Sound Blaster Audigy 4 Pro』とPCカードタイプの『PCMCIA Sound Blaster Audigy 2 ZS Notebook』を発売

2004年11月04日 19時47分更新

文● 編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

クリエイティブメディア(株)は4日、ハイエンドのサウンドカード『Sound Blaster Audigy 4 Pro(サウンド ブラスター オーディジー フォー プロ)』と、ノートパソコン向けの『PCMCIA Sound Blaster Audigy 2 ZS Notebook(サウンド ブラスター オーディジー ツー ノートブック ゼットエス)』の2製品を発売すると発表した。価格と発売時期は、『Sound Blaster Audigy 4 Pro』が3万8640円で11月下旬、『PCMCIA Sound Blaster Audigy 2 ZS Notebook』はオープンプライスで11月中旬。直販サイト“クリエイティブオンラインショップ”での販売価格は、『Sound Blaster Audigy 4 Pro』が3万2800円、『PCMCIA Sound Blaster Audigy 2 ZS Notebook』が1万4800円。

『Sound Blaster Audigy 4 Pro』
『Sound Blaster Audigy 4 Pro』

『Sound Blaster Audigy 4 Pro』(SBAGY4PRO)は、同社が2001年8月に発表した、DVD-Audio(24bit/96kHz/5.1チャンネルまたは24bit/192kHzステレオ)に対応し、独自の“EAX ADVANCED HD”テクノロジーを採用したオーディオプラットフォーム“Sound Blaster Audigy”の第4世代に相当するサウンドカード。ダイナミックレンジが120dBのD/Aコンバーターを搭載し、全チャンネルでS/N比が113dBにアップしているという。7.1チャンネル対応の“EAX 4.0 ADVANCED HD”を搭載しており、任意の空間に複数の音場を同時に作成できる“Multi-Environment(マルチエンバイロメント)”、空間の中に作られた異なる音響特性を持つ別の空間を自由に移動できる“Environment Panning(エンバイロメンタルパンニング)”、壁や床からの初期反射やエコーの効果が得られる“Environment Reflections(エンバイロメンタルリフレクションズ)”、音の伝播距離を正しくシミュレートする“Environment Filtering(エンバイロメンタルフィルタリング)”、リスナーが音響特性の異なる空間に移動する際にスムーズに音場を変化させる“Environment Morphing(エンバイロメンタルモーフィング)”などの機能を利用できる。

Dolby Digital/EX/DTS/DTS-ESのデコーダーを内蔵し、外部機器からデジタル入力したDolby Digital(AC-3)/DTS信号のデコードやパススルーにも対応。劇場用音響の品質規格“THX Multimedia”認定を取得しており、スピーカーを動かさなくても最適なスピーカー設定が行なえるセットアップ用ユーティリティーも付属する。プロ向けのレコーディング規格“ASIO 2.0(Audio Streaming Input Output 2.0)”にも対応している。

『Sound Blaster Audigy 4 Pro』は、Sound Blaster Audigy 4 Proカードと拡張I/Oモジュールで構成される。インターフェースは、カードが、ライン出力×23、AD_Link×2、拡張I/Oモジュールが、IEEE 1394、光デジタル入出力(角型)、ライン入力、ライン/マイク入力、ヘッドフォン、赤外線などを前面に、ライン入力、MIDI、同軸デジタル入出力(RCA)、デジタルDIN、AD_Link×2、IEEE 1394を背面に装備する。カードのサイズは幅178×奥行き107mm、重量は約126g。拡張I/Oモジュールのサイズは幅198×奥行き229×高さ57mm、重量は約900g。

対応機種はPentium II/Celeron-350MHz以上(DVD-Audioの再生にはPentium III-1.0GHz以上)のCPUを搭載したPC/AT互換機。対応OSはWidows 2000 Professional(SP2以上)/XP SP1以上。対応APIはDirectSound/DirectSound 3D、EAX 1.0/2.0、EAX 3.0/4.0 ADVANCED HD、Open AL。アプリケーションソフトとして、各種のメディアファイルの再生や音楽CDのリッピング、各種エフェクトやタイムスケーリングなどの機能を利用できる統合ソフト『Creative MediaSource 3.0』、タイマー録音や無音部分でトラック分割が行なえる録音ソフト『Smart Recorder 2.0』、WAVEファイル簡易編集ソフト『Creative WaveStudio』、フォーマット変換ソフト『Creative Audio Converter』、パソコン内のミュージックライブラリー/イメージファイル/DVDムービー/PowerPointファイルなどを付属のリモコンやキーボードでブラウズして再生できる『Creativeエンターテインメントセンター』が付属する(DVDムービーにはDVDプレーヤーソフトが、PowerPointファイルの再生にはPowerPointが別途必要)。独Steinberg Media Technologies(スタインバーグ)社のMIDI/オーディオシーケンサー『Steinberg Cubase LE(英語版)』とオーディオ編集ソフト『Steinberg WavaLab Lite 2.5(英語版)』、EAX 4.0 ADVANCED HD対応のゲームなども同梱される。

PCカード
『PCMCIA Sound Blaster Audigy 2 ZS Notebook』

『PCMCIA Sound Blaster Audigy 2 ZS Notebook』(PCSBAGY2Z)は、7.1チャンネル対応の“Sound Blaster Audigy 2 ZS”をノートパソコン向けにしたPCカード。“EAX 4.0 ADVANCED HD”やDolby Digital/EX/DTS/DTS-ESのデコードに対応している。ノートパソコンのシステム環境に応じて切り替えられる“ハイパフォーマンスモード”と“スタンダードパフォーマンスモード”の2種類のモードが用意されている。ハイパフォーマンスモードは、高い処理能力が必要な最新のゲームやDVD-Audioの再生を行なうためのモードで、カードの全機能を利用できる。スタンダードモードは、CPU/メモリー/PCMCIAホストプロセッサーなどが原因で再生が正しく行なわれないような場合に、DSP処理などの機能を無効とすることで、パフォーマンスやクオリティーを下げないようにしながら利用できるようにするモード。入力はアナログとデジタルともに最大24bit/96kHz、出力はアナログが最大24bit/192kHz、デジタルが24bit/192kHz。S/N比は全チャンネルで104dB。周波数特性は10Hz~46kHz。

装着イメージ
スピーカー接続ケーブルを接続し、パソコンに装着したイメージ

本体サイズは幅54×奥行き111×高さ8mm、重量は約46g。PCカードスロット(Type II、CardBus対応)に対応しており、入出力は、マイク/ライン/光デジタル入力端子、ヘッドフォン/光デジタル出力端子、スピーカー接続ケーブル専用端子を装備する。対応機種はPentium III/モバイルPentium III/Pentium MまたはCeleron-1.20GHz以上のCPUと256MB以上のメモリーを搭載したノートパソコン。対応OSはWindows 2000 Professional(SP4以上)/XP SP1以上。アプリケーションソフトとして、『Creative MediaSource 3.0』、『Smart Recorder 2.0』、『Creative WaveStudio』、『Creative Audio Converter』が付属するほか、7.1チャンネル対応のスピーカー接続ケーブル、ステレオイヤフォン、クリアキャリングケースが同梱される。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン