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デスクトップLinux PC導入実証実験――つくば市・岐阜県の小中学校8校に275台

2004年11月04日 16時33分更新

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(株)三菱総合研究所は2日、独立行政法人情報処理推進機構の公募事業として、(株式)アルゴ21、キヤノン(株)、サン・マイクロシステムズ(株)、(株)ジャストシステム、シャープシステムプロダクト(株)、ターボリナックス(株)、日本アイ・ビー・エム(株)、ビジネスサーチテクノロジ(株)が共同事業として取り組む“学校教育現場におけるオープンソースソフトウェア活用に向けての実証実験”について発表した。

同社の役割は全体のとりまとめ、評価、情報発信。発表によると、Linux PCのデスクトップ利用に関する妥当性の検証を目的として、つくば市5校、岐阜県3校の小中学校に合計275台のデスクトップLinux PCを導入し、1000名以上の児童生徒が授業で利用する実証実験を11月より行うとしている。

実証実験のポイントは

汎用性のある広域大規模な導入実証実験
デスクトップLinux環境の検証だけでなく課題解決も目指す
デスクトップLinux PCの管理負荷の軽減

となっている。学校では特定少数の教育用ソフトウェアやWebベースの教材コンテンツが主に使われるためデスクトップLinux普及の阻害要因と言われるアプリケーション不足の問題は少ないとしながらも、音声・動画が埋め込まれたWebページの再生、児童・生徒向けソフトにWindows PCのみ対応したものがある、操作性などの面における課題解決を目指すとしている。

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