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【Macromedia MAX 2004レポート Vol.2】FlashCastの配信に向けて業務提携したJストリームに聞く

2004年11月03日 10時26分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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インタビューに答えるJストリームの代表取締役社長の白石 清氏と橘 守氏、マクロメディアの仁平則行氏
インタビューに答えるJストリームの代表取締役社長の白石 清氏(左)と橘 守氏、マクロメディアの仁平則行氏

携帯電話でFlashコンテンツを手軽に楽しむプッシュ型配信システム“FlashCast”による携帯電話向けのFlashコンテンツ配信でマクロメディア(株)と業務提携した、(株)Jストリームの代表取締役社長の白石 清氏、エグゼクティブ・プロデューサー メディア・コンテンツ・プランニング部兼リッチメディア推進室長の橘 守(たちばなまもる)氏、およびマクロメディアのモバイルアンドデバイスディレクターの仁平則行(にひらのりゆき)氏に、今後の展開について会場で話を聞いた。



Jストリームの代表取締役社長の白石 清氏と橘 守氏
Jストリームの代表取締役社長の白石 清氏(左)とエグゼクティブ・プロデューサー メディア・コンテンツ・プランニング部兼リッチメディア推進室長の橘 守氏(右)

Jストリームは、企業の宣伝・広告などに使われる映像やリッチコンテンツを、インターネット経由で(ストリーミング)配信、および配信形態にあわせた編集・加工を行なう会社で、Macromedia Flashを使った企業・製品向けのコンテンツ作成なども請け負っている。「今後、日本でリッチメディアを扱う会社として飛躍・成長するために、プロモーションを効果的に行なうべくマクロメディアとの協業を決めた」と提携の理由について白石氏は語る。

橘氏は自身が“ポイントキャスト”(ポイントキャスト(株)が提供していた、個人の嗜好に合わせて細分化した情報の配信・提供サービス)に携わっていた経緯を踏まえて、「メディア価値というのは配信する人数によって大きく変わる。広告メディアとして考えるなら、現在の携帯電話(1000万人規模)のユーザーが必要で、FlashCastならこれがクリアできると考えた。このシステムでは、従来課金サービスに手を出していないユーザーをも獲得できると期待している。知らせてほしい情報をあらかじめ予約しておけば、自動的に情報を集めてくれるので、例えば両親が住んでいる地域の情報だけが知りたいという“地域密着型”、最近増えてきた文字が大きく表示される電話を両親に贈りたい、など個々人の事情・都合に合わせた情報提供が行なえる。また、ビジネスモデルとしては有料のコンテンツ配信であらかじめビジネスとして成立しているところに、広告配信のビジネスを載せていきたい。そうでなければ成り立たないだろうと考える」とFlashCastのメディア(情報配信システム)としての将来性に高い期待を示した。

マクロメディアのモバイルアンドデバイスディレクターの仁平則行氏
マクロメディアのモバイルアンドデバイスディレクターの仁平則行氏

一方、仁平氏は、「マクロメディアがJストリームに期待しているのは、携帯電話のユーザーインターフェースやコンテンツ配信の事業だけでなく、ビジネスとして成立するモデルを作ってもらうことにある。お金をもうけられるコンテンツビジネスを始めてほしい。マクロメディアではコンテンツをプロモーション(企画・制作・配信)するためのツールは提供しているが、自身が積極的に配信するところまで関わったことはない。しかし、FlashCastという新たなメディアは1社単独で成功させるのが難しいことはわかっているので、米国でも欧州でも、同様にパートナー企業をさがして積極的に展開していくつもりだ」と、マクロメディアにとっての協業のメリットを説明した。

白石氏は成功のかぎを握るのは、「コンテンツにある」と話す。「各社に話を持っていくと高い興味をもたれる。いずれはコンテンツを選択していく必要性が出てくるだろう。かつての有料配信システムは、どんな(魅力のある)コンテンツを持ってきても商売にならなかったが、今は携帯電話が進化して課金システムも確立している。ユーザーも本当に見たいコンテンツにはお金を払うという意識ができつつある。例えば冬ソナ(韓国ドラマ“冬のソナタ”)の有料配信は相当なダウンロード数があったという事実を見ても、それは裏付けられる」と自信を示した。最後に橘氏は、「これはあくまで理想ですが、最終形としては日本の3キャリアー(NTTドコモ/au/ボーダフォン)全部に同じコンテンツを配信したいですね。そうすることでメディアビジネスとしての大きな成功につながる」と希望を語った。

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