ディスプレイにカラー液晶パネルを採用し、静止画ファイルの表示を可能とした「iPod Photo」。昨日27日発表されたばかりの製品だが、さっそく予約受付がソフマップMac Collection2号店とラオックス ザ・コンピュータ館で始まっている。
「iPod Photo」の予約受付が開始。発売は11月だ |
今年7月に発売となった4代目「iPod」をベースとし、ディスプレイをLEDバックライト付きの2インチ液晶ディスプレイ(220×176ドット/6万5536色表示)としたモデルで、40GBモデルのほか、「iPod」には設定されていない60GBモデルも用意される。「iPod」と同様に音楽再生ができるのはもちろん、デジタル写真を“フォトライブラリ”として保存し観賞できるようになっているのが特徴。フォトライブラリは、クリックホイールを利用してスムーズなスクロールが行なえるほか、音楽と写真を組み合わせてスライドショーを作成することが可能。また付属のドックに装備されたコンポジット/S-Video出力端子を経由してのTV出力も可能。IEEE1394またはUSB 2.0でPCと接続されている間、フォトライブラリをMacintoshではデジタルフォトソフト「iPhoto」のフォトアルバムと、Windowsではグラフィックソフト「Adobe Photoshop Elements」やアルバムソフト「Adobe Photoshop Album」、“My Picture”フォルダと同期させ、最新の状態に保つことができる“Auto-Sync(オートシンク)”機能を備える。対応する画像フォーマットは、BMP/GIF/JPEG/PNG/TIFFで、Mac OS XではPSD/SGIもサポート。
そのほか、本体の音楽再生機能は「iPod」と同様。バッテリー駆動時間は音楽再生の場合最長15時間と「iPod」(12時間)より向上。その代わり本体は「iPod」の40GBモデルより約2mm厚く、約5g重くなっており、サイズは60.1(W)×19.1(D)×104.1(H)mm、重量181g。
予約を開始した両店での予価は、40GBモデルが5万7540円、60GBモデルが7万140円。40GBモデルで比較すると「iPod」より1万2000円ほどの価格アップとなる。販売開始は11月上旬予定。
「iPod Photo」。LEDバックライト付きの2インチ液晶ディスプレイ(220×176ドット/6万5536色表示)を搭載する | “フォトライブラリ”のサムネールを表示させた状態 |
なお、「iPod Photo」と同時に発表された「iPod U2 Special Edition」も予約が始まっている。スペックは「iPod」20GBモデルと同様で、黒の本体に赤いクリックホイールというカラーリングに変更し、背面にロックバンド「U2」の4人のメンバーのサインがレーザーで刻印されているのが特徴。発売は同バンドのニューアルバム「How to Dismantle an Atomic Bomb」のリリースにあわせた11月末と予定されている。予価は4万740円で、「iPod」20GBモデルに対し7000円高。
「iPod U2 Special Edition」。黒の本体に赤いクリックホイールというカラーリングだ | 背面にはロックバンド「U2」の4人のメンバーのサインがレーザーで刻印されている |