一眼レフの魅力って?
読者のほとんどはコンパクトデジタルカメラは使ったことはあっても、レンズ交換式デジタル一眼レフカメラは使ったことがないという人が多いかと思う。一眼レフカメラのどこがいいのか?
撮影結果(3504×2336ドット)を横640ドットにリサイズ(縮小)したもの。 | 撮影結果のうち、中央部を640×480ドットにトリミング(切り抜き)したもの。 | |
撮影サンプル1。撮影データは、EF200mm F2.8L USM、f5.6 1/160秒。背景を綺麗にぼかす効果が得られるのも、レンズ交換式一眼レフならではの描写だ。 |
一眼レフカメラの最大の利点は、何といっても「レンズ交換式」であることだ。被写体をクローズアップして撮影できるマクロレンズ、遠くの被写体を撮影できる望遠レンズ、周囲のすべてを写せる魚眼レンズなど、個性的なレンズを目的に応じて使い分けられる。この20Dでは、EOS Kiss Diglta用に用意されたEF-Sレンズを含む、50本以上のEFレンズが使用できる。
使用するレンズの口径やCCDのサイズが大きくなる点もコンパクト機にはない魅力だ。レンズの口径が大きくなれば、より多くの光が集められ、明るいレンズ(=F値が小さい)が使用できる。F値が明るいレンズを利用できるメリットのひとつは、速いシャッター速度で撮影できるということ。それは手ブレの防止につながり、より好条件での撮影が可能になるのだ。もうひとつのメリットは、被写体のみにピントを合わせてその前後にあるものをボカした撮影が可能になる点。写真は、写したいものだけきれいに写し、それ以外ものは写さない方がいいので、ボケて写らなくなってくれるのは非常にありがたい。
撮影結果(3504×2336ドット)を横640ドットにリサイズ(縮小)したもの。 | 撮影結果のうち、中央部を640×480ドットにトリミング(切り抜き)したもの。 | |
撮影サンプル3。撮影データは、EF200mmF2.8L USM、f4.0 1/1000秒。 |
一眼レフカメラは、高価で、重くて、大きくて、持ち運びが不便で……というデメリットもあるが、撮影の幅を考えると、そのデメリットに見合うだけの魅力がある。また、ズッシリと重いマグネシウム合金製のボディや軽快なシャッター音なども撮影者の気分を高揚させてくれる重要な要素である。
撮影結果(3504×2336ドット)を横640ドットにリサイズ(縮小)したもの。 | 撮影結果のうち、中央部を640×480ドットにトリミング(切り抜き)したもの。 | |
撮影サンプル4。撮影データは、EF100mm F2.8マクロ USM、f6.3 1/60秒。マクロレンズで撮影。焦点距離1.6倍とデメリットも、マクロ撮影時には1.6倍大きく取れるメリットになる。 |
撮影結果(2336×3504ドット)を縦640ドットにリサイズ(縮小)したもの。 | 撮影結果のうち、中央部を640×480ドットにトリミング(切り抜き)したもの。 | |
撮影サンプル5。撮影データは、EF200mm F2.8L USM、f4.0 1/1600秒。 |
撮影結果(3504×2336ドット)を横640ドットにリサイズ(縮小)したもの。 | 撮影結果のうち、中央部を640×480ドットにトリミング(切り抜き)したもの。 | |
撮影サンプル6。撮影データは、EF-S17-85mm F4.5-5.6 IS USM、f5.6 1/1600秒。モノクロモードで撮影。黒く立ち込める雨雲をモノクロで撮影してみた(フィルター効果:赤を使用)。 |
撮影結果(2336×3504ドット)を縦640ドットにリサイズ(縮小)したもの。 | 撮影結果のうち、中央部を640×480ドットにトリミング(切り抜き)したもの。 | |
撮影サンプル7。撮影データは、EF-S17-85mm F4.5-5.6 IS USM、f10.0 1/30秒。太陽を直接写し込むとデジタル特有のノイズが発生することが多かったが、20Dではフィルムのように自然な描写になった。 |