このページの本文へ

【WPC EXPO 2004 Vol.2】FMVとLaVie/VALUESTARがつながる! DIGAもつながる!!――大胆な“つながる”展示を見せる富士通ブース

2004年10月20日 15時41分更新

文● 編集部 佐久間康仁

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷
FMVとVALUESTAR/LaVieが“つながる”デモを行なった富士通ブース
FMVとVALUESTAR/LaVieが“つながる”デモを行なった富士通ブース

“WPC EXPO 2004”の展示内容は、新製品の機能紹介や単体でのデモンストレーションというより、使い方や活用方法の提案に各社とも力を入れている。富士通(株)のブースでは、WPC EXPO 2004のテーマにもなっている“つながる”を大胆に見せ付けるデモ展示が行なわれていた。

富士通のデスクトップパソコン“FMV-DESKPOWER(エフエムブイ デスクパワー)”シリーズおよびノートパソコン“FMV-BIBLO(エフエムブイ ビブロ)”にプレインストールされたAVサーバーソフト『DiXiM Media Server』&クライアントソフト『MyMedia(Based on 「DiXiM Media Client」)』と、日本電気(株)(NEC)のデスクトップパソコン“VALUESTAR(バリュースター)”シリーズ、ノートパソコン“LaVie(ラヴィ)”シリーズにプレインストールされた『DiXiM Media Server』『MediaGarage(Developed with DiXiM middleware)』が、相互に録画映像を参照して相手のパソコンのHDDからデータを読み込み再生するというデモンストレーションを行なっていた。



左のFMV-DESKPOWERと、右のVALUESTAR Sが相互に録画映像を作成するデモンストレーション FMV-BIBLOからDIGAの録画済み映像を検索して再生しているところ
左のFMV-DESKPOWER H70J9と、右のVALUESTAR Sが相互に録画映像を作成するデモンストレーションこちらはFMV-BIBLOからDIGAの録画済み映像を検索して再生しているところ。DIGA側のモニターには“現在ほかの機器から使用されています”というメッセージが表示される(中断することは可能)

これは、家電機器やパソコンを統一したネットワークで接続するホームネットワークの規格化団体“DLNA(Digital Living Network Alliance)”のガイドラインに合わせて(株)デジオンが開発したホームネットワーク向けミドルウェア『DiXiM(ディクシム)』を利用したソフト同士で相互接続を行なうもの。富士通、NECともに正式対応を表明しているわけではないが、スムーズなファイルブラウズ、再生環境を実現していた。

FMVの“メディアサーバー”からVALUESTAR Sを検索しているところ
FMVの“メディアサーバー”からVALUESTAR Sを検索しているところ。メーカーの枠を超えて“つながる”を具現化している

従来から、共有フォルダーに録画ファイルを保存しておきエクスプローラー経由で相手のパソコンのファイルを検索/再生することはできるが、より初心者にも使いやすいソリューションとして提案するべく、デモを行なったという。

同様に、松下電器産業(株)のDVDビデオレコーダー“DIGA”シリーズの録画済みファイルをFMV-BIBLOから再生するデモを行なっていたが、こちらはFMV-BIBLOで再生中にDIGAが操作不可になるなどの制約が残る。説明員に聞いたところ「(DIGA側の仕様的な制約ではあるが)公式対応するまでには、こうした制限を解消したい」と答えた。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン